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2017年2月9日木曜日

既存メディアにも「フェイク・ニュース」 「自らを棚に上げSNSをやり玉」は滑稽―【私の論評】日本では、新聞・テレビのフェイクニュースの悪影響ほうがはるかに甚大(゚д゚)!

既存メディアにも「フェイク・ニュース」 「自らを棚に上げSNSをやり玉」は滑稽

「フェイク・ニュース」という言葉をよく聞くようになった。トランプ大統領のツイッターでは「自分に不都合な世論調査はすべてフェイク・ニュース」とつぶやいている。一方、トランプ氏が大統領になったのも「フェイク・ニュース」のためだという意見もある。

具体的なニュースについて、どこがフェイクだったのかを検証するのはおおいにやったほうがいい。特に、ファクトの関わるところは検証可能であるので、どのような立場であっても、筆者としては大歓迎である。

「フェイクニュース」が耳目を集める
  消費税を増税しないと...

しかし、既存のメディアが、自らを棚に上げておいて、SNSをやり玉に挙げるのはかなり滑稽である。例えば、NHKが「フェイク・ニュース特集」をやっていたが、これまでのNHKの報道では、筆者の見聞きするところでは、「このまま消費税を増税しないと日本財政が破綻する」、「金融緩和すると、ハイパーインフレになる」、「消費増税で社会保障不安が消え、景気が良くなる」、「消費増税しないと国際公約違反となって国債が暴落する」などという、既にフェイクであることがわかっていることを平気で報じてきたと思う。

たとえば、最近(2017年2月7日)の「マイナス金利1年 効果と副作用は?」(NHK電子版)という記事も、筆者から見ればおかしなことが書いてある。

効果がでている住宅市場について、『バブル』と評している。一方、さまざまな『副作用』というが、金融機関の収益悪化だけしか書かれていない。

一般論として言えば、金融緩和は資金運用者から資金調達者への所得移転である。資金調達者のメリットを与えた方が、景気が良くなるので、景気低迷の時には金融緩和策が用いられる。

仲介する金融機関は所得移転との関係では、中立的なことが多いが、今回は預金調達金利を引き下げられず、運用金利の低下になるので収益悪化になる、これが、国民経済にとって『副作用』となるかどうかは意見が分かれるところだが、これまで金融機関は多額の収益を上げてきたので多少下がっても問題ない。

  経済学のマクロとミクロの区別

マイナス金利を正確に述べれば、マイナスとなるのは日銀と金融機関の間の日銀当座預金にほぼ限定される。それも、日銀当座預金全てをマイナス金利にするのではなく、ごく一部であり、全体としては、金融機関は日銀の当座預金で、プラス金利となっている。これは、一般企業が金融機関に預けた当座預金はゼロ金利であることから、金融機関全体で年間2000億円程度の利ざやを稼いでいることになる。市場金利の低下による収益悪化のみが報じられ、こうした事実の報道はなされていない。

しかも、最後の締めとして、「日本経済の復活、物価上昇率2%を実現する決定的な処方箋は『異例の政策』ではなく、産業競争力の強化や、将来のくらしを展望できる環境整備といった、より基本点な部分にある」と、急に何の脈絡もなく結んでいる。

これは、NHKでこの記事を書いた人は、マクロとミクロの区別という経済学の初歩を学んでいないのだろう。マクロ経済政策なくして、デフレは脱却できない。というのは、デフレがマクロ経済現象だからだ。記事の文中に、プリンストン大のシムズ教授の意見も引用しているが、記事が、デフレ脱却にはマクロ経済政策である金融政策と財政政策ではなく、ミクロ経済政策の産業競争力の強化が重要という結論だと知ったら、教授はさぞかし嘆くだろう。

++ 高橋洋一プロフィール

【私の論評】日本では、新聞・テレビのフェイクニュースの悪影響ほうがはるかに甚大(゚д゚)!

私も高橋洋一氏のように、NHKなどの日本の特に大手メディアが、マクロとミクロの区別もつけずに、報道することに憤りを覚えています。

上の高橋洋一氏の出している例には、たとえば、円安・円高の問題があります。日本の大手メディアは、円高・円安の要因に関して、ミクロ的な事象ばかり報道し、マクロ的な事象を報道しません。

円安・円高はかなり複雑なミクロ的な現象もともなうので、確かに100%正しく予測することはできません。しかし、マクロ的な現象で少なくとも60%の確率では予測はできます。

マクロ的には、金融緩和をすれば、円安傾向になります。金融引き締めをすれば、円高傾向になります。なぜそうなるかということは、簡単に理解できます。

金融緩和をして、円が増えて、ドルがそのままであれば、相対的に多くなった円が安くなるのは当然の理です。これが円安です。

金融引き締めをして、円が減って、ドルがそのままであれば、相対的に少なくなった円が円が高くなるのか当然の理です。これが円高です。

小学生にでもわかるあまりにも簡単な理屈です。しかし、なぜか日本の大手メデイアはこのことは全く出さず、円高・円安をあくまで、ミクロ的な事象からしか報道しません。これせは、確かにフェイク・ニュースだといわれても致し方ないと思います。

ブログ冒頭の記事で、高橋洋一氏が"NHKが「フェイク・ニュース特集」をやっていた"としていますが、それは、『クローズアツプ現代』の"フェイクニュース特集 “トランプの時代” 真実はどこへ"のことです。これについては、どのような内容なのか、以下のリンクからご覧になることができます。


高橋洋一氏が上の記事で主張しているように、確かにこの番組では、SNSなどのネットをやり玉にあげていますが、テレビや新聞などのフェイク・ニュースについてはとりあげていませんし、NHKが自ら流していたフェイク・ニュースについては全く触れておらず、いささかバランスが欠けています。

私は、SNSなどにフェイク・ニュースが流れるのは当然のことであり、それを取捨選択するのが、SNSを視聴するときの前提条件だと思います。

SNSをみていると、実際明らかにフェイク・ニュースであることがわかるものも、結構流れています。しかし、私自身はそれは、当然のこととして、まずは匿名で流しているものは、ほとんど信用しません。ただし、匿名のものであっても、ニュース・ソースが明らかにされていて、それが信用できるものであれば、信用します。

しかし、ほとんどの場合、信用できると思われる人の発信する内容しか読みません。無論、自分と意見や、考えが異なる人のものも見ますが、それでもやはりその本人を知っているか、過去の発言などから信用できる人の場合は読みますが、そうでないものは流し読みです。

中には、匿名のものでも興味をひかれるものがありますが、それを拡散したり、このブログに掲載するときには、ニュース・ソースを確かめるようにしています。そうして、はじめて拡散したり、ブログに掲載したりします。このようなことをしていれば、SNSのフェイク・ニュースに騙されることはまずは滅多にないと思います。

はっきり言わせていただくと、特に匿名のSNSで、ニュース・ソースをはっきり示さないものなどは最初から話半分に受け取り、信用すべきではありません。私自身は、すべてのSNSとブログを実名で使用しています。

実名だと、さすがにフェイク・ニュースは載せられないという意識が働き、何か掲載するるにしても、その真偽など確かめて掲載します。

実名のもの、ニュース・ソースがはっきりしているもののみある程度信用するようにしていれば、SNSでフェイク・ニュースに騙されるなどということはまずないでしょう。一般社会人は、自らそのように行動するように習慣づけること、学校などでもそのような指導をすることにより、フェイク・ニュースの害毒を十分に防ぐことができことでしょう。

そんなことより、高橋洋一氏が指摘するように、NHKをはじめとする既存メディアのフェイク・ニュースのほうが余程危険です。そうして、クローズアップ現代では、米国の話題を多くとりあげて、フェイク・メディアの危険性を強調していますが、この見方自体も非フェイク・ニュースといえなくもないと思います。

そもそも、トランプ新大統領が誕生したということ自体が、米国民はフェイク・ニュースに惑わされなくなったことの証かもしれません。

最近では、CNNがトランプ氏に関する「不名誉な情報」を含む元英情報機関の諜報員による調査メモの存在を、そしてと米バズフィードがその全文を、報じたということがありました。

元英情報局秘密情報部(MI6)諜報員によるとされる、トランプ氏に関する「不名誉な情報」を含む調査メモが存在し、それが元諜報員から米連邦捜査局(FBI)にもわたっていることについて、すでに昨年10月末、マザー・ジョーンズのワシントン支局長、デイビッド・コーン氏が報じていました。

しかし、この「不名誉な情報」に関しては、FBIが信憑性に欠けるということで、公表しなかったことが後からわかっています。にもかかわらず、CNNや米バズフィードがそのような「不名誉情報」のメモが存在することを報道してしまったのです。これにより、CNNは終わったのではないかと評する人も存在します。

米国でも、このように既存のメデイアがフェイク・ニュースを報じるということはよくあることです。
既存メディアを糾弾するトランプ大統領のツイート
そうして、以前からこのブログで述べていることですが、米国のメディアは、90%がリベラル・左派が90%を占めており、保守メディアは10%程度に過ぎないという厳然たる事実があります。実際、米国の新聞のほとんど全部がリベラル・左派です。テレビ局も、かろうじてFOXTVのみが保守系であり、後はすべてリベラル・左派です。

そうして、実際には、米国には保守層の人々も人口の半分くらいは存在するはずなのに、アメリカのメディアはこれを無視して、リベラル・左派的な考えが、米国の考えであるかのような報道を繰り返してきました。米国の人口の半分を無視した報道は、フェイク・ニュースであると言っても過言ではないと思います。

そのためもあってか、ご存知のように、大統領選期間中もトランプ氏に対してはかなり偏った報道を繰り返し、トランプ大統領の誕生をほとんどのメデイアが予測できませんでした。

しかし、米国は既存メディアがこのように偏っていたとしても、多くの国民はメディアの報道することを真に受けたわけではなかったのです。もし、真に受けていたとすれば、トランプ大統領が誕生する余地はなかったはずです。

そうして、これは数字からも裏付けることができます。

以下にガベージニュースから引用します。

【World Values Survey(世界価値観調査)】から、「主要国における新聞・雑誌やテレビ(要はマスコミ)に対する信頼度」について確認をしていきます。
今調査結果は世界数十か国(80か国以上)が参加して実施している国際的プロジェクト「世界価値観調査」によるもの。各国・地域毎に全国の18歳以上85歳以下の男女1000サンプル程度(実際には1000-2000人程度)の回収を基本とした個人対象の意識調査。調査そのものは5年おきに実施されていますが、調査期間によって一時的に対象外となる国も少なくありません。例えば直近の調査結果は2010年から2014年に渡って行われたものですが、現時点でフランスやイタリア、イギリスなどは調査結果が掲載されていません(現在も精査中で今後掲載される可能性はある)。 
次に示すのは従来型メディアのうちテレビ、及び新聞・雑誌に対する信頼度。選択項目として「非常に信頼する」「やや信頼する」(以上肯定派)「あまり信頼しない」「全く信頼しない」(以上否定派)「わからない」「無回答」が用意されており、どれか一つを選択することになっています(「無回答」は選択する、というよりは結果的なもの)。 
この選択肢のうち今回は「非常に信頼する」「やや信頼する」の肯定派を単純に加算して、その値から「あまり信頼しない」「全く信頼しない」の否定派の値を引き、各メディアへの信頼度(DI値)を算出することにした。つまりこのDI値が大きいほど、その国では対象メディアが信頼されていることを意味します。
世界各国における新聞・雑誌への信頼度(2010-2014年)
(非常に信頼・やや信頼-あまり信頼しない・全く信頼しない)
世界各国におけるテレビへの信頼度(2010-2014年)
(非常に信頼・やや信頼-あまり信頼しない・全く信頼しない)
今サイトが主に日本在住者に向けて情報発信をしていることもあり、日本の項目を赤で着色しまし。第一印象として把握できるのは、日本は先進諸国の中ではずば抜けて、そして全体でも相当の上位に位置していること。特に「新聞・雑誌」では「妄信」に近い群を抜いた高値となっています。【「新聞って信頼できるよね」「正確だよね」はそれぞれ6割、ただし若者と高齢者の間には大きなギャップも】【新聞記事や特集7割・テレビ番組8割……シニア層の情報源、テレビや新聞が圧倒的】でも解説している通り、日本国内では特に高齢者において新聞などの従来型紙媒体のメディア、そしてテレビを信頼する傾向が強いです。
例えばアメリカでは(でも)【アメリカ人がいつテレビを見ているのかがひとめで分かる図】の調査結果などのように、高齢者の方がテレビ視聴時間は長いです。にもかかわらずテレビへの信頼度が全体として低いままなのは、「テレビは信頼できないもの」と割り切った上で、娯楽として視聴しているからなのでしょう。 
また、国の名前の並びを良く見ると、全般的にアジア系諸国は「新聞・雑誌」「テレビ」への信頼度が高いです。民族性という言葉でくくるのは多分にリスクがあるが、メディアや情報に対する考え方が地域単位で根底部分から異なるのかもしれません。 
今件調査結果は2010年から2014年に至るもの。精査の上ではその5年の間の値として扱われています。日本の場合は2010年調査とあり、先の震災による大規模なメディアに対する価値観の変容ぶりは反映されていません。次回調査結果が出る5年後に、いかなる値が呈されることになるのか、気になるところではあります。
この結果からすると、米国では新聞・雑誌、テレビの信頼度がかなり低いことがわかります。残念ながら、SNSのこのような国際比較はありませんが、既存のメディアを信頼しない人が、SNSだけは信じるということは考えられません。

この結果をみると、日本は米国と比較すると、新聞・雑誌、テレビに対する信頼度はかなり高いことがわかります。

ということは、日本こそ、新聞・雑誌、テレビがフェイク・ニュースを流すことの弊害が米国よりもはるかに大きいということがいえると思います。

であれば、NHKのクローズアップ現代は、このような事実を無視して、SNSをやり玉にあげているということで、非常に問題であるといえます。

新聞・テレビは自分たちの垂れ流したフェイク・ニュースについて、十分反省すべきです。

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2013年8月31日土曜日

フィフィのツイッターが「最も真っ当なアラブ情勢解説」と評判―【私の論評】ツイッターをはじめとするSNSが有力な情報源になりつつある現在、売国をやめない限り、マスコミは今のままでは使命を果たせず、衰退していき、行き着く先は"無"である!

フィフィのツイッターが「最も真っ当なアラブ情勢解説」と評判

フィフィ
エジプト人タレントのフィフィ(37)が、ツイッターで母国のエジプトやシリアなどのアラブ情勢を毎日のようにつぶやき、新聞やテレビより分かりやすいと話題になっている。

彼女は時事問題に対し、以前から鋭い切り口で投稿を繰り返してきたが、日本時間7月4日に母国エジプトで軍事クーデターが起きて以降、ツイートを連発するようになった。

<エジプト軍は中立な立場の放送局などを規制、スタッフを逮捕。状況は革命前に逆戻り。ムルシ政権は反対派デモの報道を禁じなかったし、前政権や大統領選で敗れた対立候補者の集会も禁じなかった。民主化の後退。これをクーデターと認めないアメリカのダブスタ。そして軍の功績と報じる日本のマスコミ>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうした彼女のツイートには、ジャーナリストや外交専門家が、大きな関心を寄せている。国際政治学者で放送大学教授の高橋和夫氏は8月17日にツイッターで、<フィフィさんというタレントさんのツイッターでエジプト情勢を追う。この人がいて良かったと思う>とツイート、情報ソースとして信頼を寄せていることを明らかにした。元外務省国際情報局長で作家の孫崎亨氏も8月23日、自身のコラム「日本外交と政治の正体」で、<ツイッターを読む限り、フィフィの指摘は極めて鋭い>と評した。

<だからね、頑張るとテレビに出られないの。だからここで頑張るの。本当に大事なことはテレビで発言させないの。下ネタや、下品な笑いはOKでも、国の未来の為に政治的な発言をするのはタブーなのよ。言論の自由なんて、この国では幻想なのよ>と返している。

【私の論評】ツイッターをはじめとするSNSが有力な情報源になりつつある現在、売国をやめない限りマスコミは今のままでは使命を果たせず、衰退していき、行き着く先は"無"である!

フィフィさんといえば、私は、ツイターで確か一二ヶ月くらい前に、フォローしていただいた記憶があります。私自身は、ほとんどテレビを見ないので、フィフィさんのことは知りませでした。ツイッターでフォローしていだたいてから、どんな人なのか初めて知りました。本日は、フィフイさんの、写真とともに掲載させていただきます(笑)!



特に、フィフィさんは、ハンドルネームといい、フォロワーが桁外れに多いことから、はっきり印象に残りました。

そうして、確かにフィフィさんのツイートのエジプト情勢は非常に分かりやすかったです。新聞や、テレビなどでは、どうして現在のような状況になっているのか、なかなか把握しにくいですが、フィフィさんのツイートは非常に分かりやすいです。

特に、私がフォローしている人の中には、中東情勢やエジプト情勢について、詳しい人はいませんでしたから、フィフィさんのツイートはとくに、ここ一月くらいは、かなり役に立ちました。

フィフイさんのツイートで最も衝撃的だったのは、以下のURLつきのものでした。



この動画のURLを貼り付けたツイートを以下に紹介します。


このような動画は、日本のメディアは、ほとんど報道していないので、はじめてみたときは、衝撃的でした。この他、フィフイさんの、ツイートなどロケットニュースに良くまとめられています。ご覧になりたい方は以下のURLからどうぞ。



私は、最近は、このフィフィさんのツイートのように、いくつかのツイートは良く読むようにしています。なぜなら、かなり的確な情報が入るからです。サイトなどのリンクはもとより、場合によってはオリジナルの情報もはいります。これらは、既存のメデイアだけ見ていては絶対に入らない情報です。これらをブログなどにも掲載するようにすると、多くの人にも役立つブログができあがります。

そうして、気になるのは、上の記事の一番最後のフィフィさんのツイートです。

「だからね、頑張るとテレビに出られないの。だからここで頑張るの。本当に大事なことはテレビで発言させないの。下ネタや、下品な笑いはOKでも、国の未来の為に政治的な発言をするのはタブーなのよ。言論の自由なんて、この国では幻想なのよ」



ここでいう、「国の未来」とは無論のことエジプトのことでしょうが、こちら日本でも、ごく最近までは国の未来について語ることもできませんでした。少しでも、戦後体制に関することを語る人はなかなかとりあげてもらえなく、左翼系の馬鹿ものの発言は許されるどころか、評価されるという異常な状態が続いていました。

最近ようやっと、憲法改正問題とか、安全保障の問題など随分と語ることのできる機会が増えました。全く従来は民主主義国家というのがはばかられるくらい、当たり前の話が禁忌でもあるかのような扱いでした。しかし、テレビなどの討論番組は、今でもいわゆる出来レースであり、最初からストーリーが決められていて、その通りに勧めているようです。これに関しては、多くの人がその内情を明かしています。



だから、テレビの討論番組でも、ほんどとの人が自由に発言しているわけではなく、予め用意してあるシナリオにそって話をしているし、番組製作者によって都合の良いよいうに、カットされたり調整されているのです。だから、個々人の主張も随分と弱いものになってしまい、あまり言い過ぎると今度は出番がなくなるということになってしまいます。これは、とても自由な討論などとはいえません。

こうした風潮はさすがに、戦後随分時間がたっているため崩れつつあります。だんだんと日本でも当たり前にモノが言える時代になりつつあります。そうして、これが、TwitterなどのSNSでさらに言いやすい時代になり増長されています。


フィフィさんだって、Twitterでは、自分の思ったことをそのまま何でも言えるわけです。だから、私のように、テレビはあまりみずに、本当の情報を仕入れようと思った場合には、Twitterなどにあたる人も増えているわけです。

このような時代背景を踏まえれば、もうかつての電波を独占しているだけの既存のテレビなどのメディアや新聞など偏向したメディアは生き残れないのははっきりしています。



特に若い世代の中高生などは、ほとんどの人がLINEやTwitterなどをやっています。この人達が、大人になったときに、既存のメディアはほとんど用をなさなくなります。ましてや、この人達が、日本のメディアの大部分が反日的であり異常なメディアであることを知ったらどうなることでしょう。

今では、いわゆる、Flipbordのような自分の知りたい情報を集めるメディアもでてきています。そんなときに、出鱈目情報を発する既存のメデイアはだんだん相手にされなくなるのは必定です。


既存メディアは、いくら新しいシステムを取り入れても、その根底f反日的であり、戦後体制を維持することを使命としているようでは、生まれ変わることはできません。そうこうしているうちに、多くの人々に見捨てられることになります。



フィフィさんのツイートが注目されたり、テレビをほんど見ない私が、フィフィさんとTwitterで情報を交換したりしているという事実が、まさにこのことの前兆だと思います。既存メディアの行き着く先は、"無"です。私は、そう思います。みなさんは、どう思われますか?

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2013年3月17日日曜日

安倍首相のFacebookに韓国人・中国人が反日コメント するも、 何故かフランス人が論破した件―【私の論評】この件は安倍総裁の安全保障のダイヤモンドが関係しているかもしれない。もっと、俺達も海外にアピールしようぜエ~~!!

安倍首相のFacebookに韓国人・中国人が反日コメント するも、 何故かフランス人が論破した件



 ●戦場は安倍首相のフェイスブック
先日、安倍晋三首相がFacebookで中国を批判しました。

    3月11日の東日本大震災慰霊式典に「台湾の代表の取り扱い」を理由に中国が欠席いしました。

    昨年行われた慰霊式典では、台湾の代表は招待され出席していたにも関わらず名前すら読み上げられませんでした。
    震災発生時、台湾は世界のどの国よりも多額の200億円を超える義援金を贈ってくれた大切な日本の友人です。台湾の人々の気持ちを傷つける非礼な対応でした。
    今年はこの対応を改め、台湾に対し感謝の意を込めて「指名献花」をしていただくことにいたしました。

    このことに対して中国が代表を送らなかったことは大変残念なことであります。
    しかし私達はこれからも礼儀正しくありたいと思います。
    そして多くの支援をいただいた台湾をはじめ全ての国に対して、感謝の思いでいっぱいであります。



原文写真ともにそのまま引用。

この記事の続きはこちらから!!
■著者データ
ガジェ通ウェブライター
ウェブサイト: http://anews.jp/
TwitterID: anewsjp
 【私の論評】この件は安倍総裁の安全保障のダイヤモンドが関係しているかもしれない。もっと、俺達も海外にアピールしようぜエ~~!!


上の安倍総理のコメントに、最初は韓国人が身勝手なコメントをいれ、フランス人にたしなめられたわけです。そうして、次の段階では、今度が中国人が、身勝手なコメントを入れ、再度フランス人にたしなめられたということです。

このフランス人の日本語は確かに素晴らしいもので、私は最初ひよっとして日本人がフランス人を装って書いているのかと思ったほとです。しかし、この人のプロフィールをみてみると、やはりフランス人のようですし、それに、facebookは、他の匿名のサイトとは違い、実名を旨としているSNSなのでやはり知日家フランス人なのだと思います。

それにしても、フランス人が掲載しているということで、この記事は信ぴょう性が高まるものと思います。直接関与する国の人間である日本人や、中国人などよりも、第三者的な立場のフランス人が書いたほうが、説得力があります。おそらく、日本人が反論を書いても、他の国の人がみれば、フランス人のかいたもののほうが説得力があると思います。

そうして、思ったのは、この安倍総理の記事や、それに対する韓国人や、中国人のコメントにたまたまこのフランス人の方の目にとまったため、今回はこのような結果になったと思います。しかし、このようなことはいくらでもあります。

特に、昨日もこのブログに掲載した中山成彬議員による、従軍慰安婦問題の虚偽に関するものなど、私たち日本人としても、ことかあるごとに世界に訴えていくのは無論のことですが、やはり、フラン人をはじめとして日本以外の外国の人達に知ってもらい、それを拡散してもらうようにすれば、かなり効果的と思います。

そうして今回のこの件も、安倍総裁が外国の人達に対して行ったアピールの結果のせいでもあるのだと思いいたりました。そうです。あの、安倍総理による安全保障のダイヤモンドにも関連しているのではないかと思い足りました。このブログには、このダイヤモンド構想についても掲載したことがあります。そのURLを以下に掲載します。

尖閣侵犯、野田内閣“弱腰”で中国エスカレート 曳光弾封印…―【私の論評】知れば知るほど、納得する安倍総理の凄さ!!安全保障のダイヤモンドを知れ!!

詳細は、上記の記事をご覧いただくものとして、安全保障のダイヤモンドについてのみ以下にコピペさせていただきます。

 
(安倍首相は)「南シナ海には核弾頭搭載ミサイルを発射可能な中国海軍の原子力潜水艦の基地とするのに十分な深さがある」「間もなく中国海軍の新型空母が頻繁に見かけられるようになる」「中国の周辺諸国を恐れさせる事態」などと記したうえで、中国の海洋覇権を防ぐために、日本とオーストラリア、インド、米国ハワイが、インド洋から西太平洋に広がる海洋権益を保護するダイヤモンドを形成すべきだ、と主張しています。

この構想を進めるためか、岸田文雄外相は13日にオーストラリアに飛び、同国のカー外相と会談。米国を含めた安全保障分野の協力を加速させる方針で合意しました。

さらに、安倍首相は東南アジア歴訪の最後に訪れたインドネシアで18日、法の支配と自由で開かれた海洋の重視などを掲げた「日本外交の新たな5原則」を発表し、中国を強く牽制しました。

注目の論文では、セキュリティー・ダイヤモンドを強化するため、英国やマレーシア、シンガポール、ニュージーランド、タヒチのフランス太平洋海軍との連携についても触れています。英国は、もともと、マレーシア、シンガポール、ニュージランドのなどの宗主国でした。フランスも、この地域にかつて、植民地があり、タヒチの宗主国でもありました。

この構想には、周辺諸国は諸手をあげて賛成しています。もう時代は変わりました。このような構想を発表しても、周辺諸国は、日本の軍事力に脅威をいだくどころか、中国の脅威をかわす、希望の星です。
上の文書で注目していただきたいのは、太字で示した「タヒチのフランス太平洋海軍との連携についても触れています」というくだりです。安倍総理は、フランスにもこのダイヤモンドに加盟していただきたい旨をアピールしていたわけです。

この安倍総裁のアピールが、このフランス人の頭の中にあったのだと思います。中国が、この海域を我が物顔で動きまわるようになれば、フランスのタヒチにおける権益も脅かされるわけです。そうです。フランスの国益にも影響がでるわけです。そうして、韓国人や、中国人の反日コメントをみつけて、論破する気持ちになったのだと思います。

それにしても、この類推は多いにありうることだと思います。この件につき、いずれ、このフランス人に質問をしてみようと思います。

安倍総理のように海外の人々に日本をアピールしよう!!

いずれにせよ、この類推があたっていようとあたっていまいと、安倍総理のように機会があれば、海外にもアピールしておくことにより、中国などの国が日本に対して理不尽な要求をつきつけたり、韓国のように歴史を歪曲したにしても、外国の人にから反論していただければ、他の国久の人びとへの影響力が大きくなります。

このようなことを私たちも心がけるべきと思います。私自身もSNSやビデオチャットで、海外の人々とコミュニケーションをはかるときに、このようなことをするように心がけています。みなさんも、そのような機会があれば、是非心がけていただければ、日本が理不尽な扱いを受けても、海外の人々に擁護していただける確率が高まると思いますので、そうしていただれたら幸いです。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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2012年10月14日日曜日

VolvoのFacebookアプリを利用したキャンペーン「You Inside」―【私の論評】SNSのキャンペーンは、社会を変える!!

VolvoのFacebookアプリを利用したキャンペーン「You Inside」:


ソシエタでは、これまでアウディフォルクスワーゲンなど自動車会社のキャンペーン事例を取り上げることも多くありました。今回紹介するものも、自動車メーカー「Volvo」のキャンペーン事例です。 内容はいたってシンプルで、Facebookのアプリを利用して車の中に何を持ちこんでいるかを写真を投稿して参加者同士で見せるというもの。

キャンペーン名はその名の通り「You Inside」。 手順はいつもVolvoに持ち込んでいるものを写真でアップするだけ。例えば、本だったり、ぬいぐるみだったりと、その人によって個性が出るので、一覧で見たときに面白い体験ができるかもしれません。そしてユーザーは、投稿後に世界中の何人もしくは何%が同じものを持ち込んでいるかというデータを見て、比較することもできます。


このキャンペーンを通じて、自分が何を持ち込んでいるのかを改めて振り返ってみる。それと同時に、他の人が車に何を持ち込んでいるのかも気になると思うので、ぜひチェックしてみてください。
[You Inside via creativity online]
(佐藤慶一)

【私の論評】SNSのキャンペーンは、社会を変える!!

この、キャンペーン素晴らしいです。Facebookをご利用の方は、ぜひVolvoのページを探して、「いいね!」を押していただき、このキャンペーンをご覧いただきたいものです。このキャンペーン、無論販売促進としても十分優れものですが、車を開発する際の、調査としても優れていると思いました。



このキャンペーンをみていて、私が思い出したのは、10年ほど前にもなりますか、テレビなどでも放映されていた、新しい軽自動車の開発です。軽自動車は、20年ほどまえから、デフレ傾向のため、車自体の価格が安いとか、燃費が低いとかで、結構売れ筋となっていました。

ただし、最近では、昔と比較すると、車の買い替えをせず、一度購入すると、しばらく乗り続けるというドライバーも増えていました。そんなとき、売れ筋の軽自動車をさらに売れるようにしようということで、メーカーが様々な努力をしていました。




ある車のメーカーの開発者たちは、徹底して軽自動車が使われているシーンを街に出て、観察しました。それで、わかったことは、軽自動車だから、あまり荷物を積むようなことは想定していなかったのですが、実際には、主婦がスーパーに買い物に行き、買い物を積むとか、自宅から親の家や、知人・友人のところへ物を運ぶとかで、かなり荷物を積でいることがわかったとか、あるいは、多くの人が、軽自動車であっても、できれば、広い居住空間を望んでいることなどがわかりました。

そのため、それまでの普通の軽自動車を改良して、荷物を積みやすくするとか、なるべく居住空間を広くするため、車高を高くするなどのことをしました。そうして、それプラスさらに燃費を下げるなどしました。これについては、下の動画などご覧いただくと良くわかります。こうすることにより、開発者らは、軽自動車の販売台数をさらに伸ばすことに成功しました。そうして、他の自動車メーカーもこの動きに追随して、日本軽乗用車は、従来から比べると、格段に使いやすくなりました。

 

軽乗用車の開発も、やはり、実際にユーザーがどのように使っているのか、本当に欲しい機能は何なのかを探らないとできないということです。Volvoも今まで通りの安全一辺倒の車というだけでなく、本当にユーザーが欲しがる機能を探りだし、それを参考にして新たな車づくりに生かしたいと考えているので、上記のようなキャンペーンを実施しているのだ思います。

10年前には、Facebookなどまだ存在していませんでしたし、当時存在していたサイトなど、まだまだ、低機能で、上の記事のようなVolvoのようなキャンペーンはなかなかでかなかったと思います。考えてみると、こうしたキャンペーンをスムーズに行うためには、今では当たり前になっている、クラウドの同期と共有の機能は不可欠です。

クラウドの環境が整い、今では、スマホが当たり前になっています。これで、ユーザーは、いちいち面倒なことを考えずに、車に乗ったときに、撮影して、すぐに投稿することができます。このようなことができようになり、さらに、Facebookというプラットフォームが整い、現在ではこのようなキャンペーンがいくらでも、できるような環境が整いました。

それと、今では、Facebookというインフラが、何と、10億人もの人々に使われています。わずか、5年くらい前だと考えられないことです。少し前まで、SNSというと、オタクが使うものとか、少し変わった人などの印象もあったと思いますが、今は、まったく当たり前のこととなりました。ちなみに、以下にFacebookのインフォグラフを掲載します。


日本は、まだFacebook利用者が少ないといわれていますが、伸び率は高いです。今年の9月では、1500万人に迫る勢いで、これは、日本のネット利用者の24%だそうです。Facebookは、実名制なので、匿名がほとんどの日本のネット界では、流行らないと揶揄されていましたが、そんなことは、ありません。実際、9月時点で、mixiを追い抜いています。


SNSというと、後発のGoogle+も、かなり健闘していて、これもことしの9月時点で、世界で4億人を超えました。これは、後発としては、驚異的な伸び率です。日本では、今年9月にPCベースで400万人のユーザがいるとされています。

これからも、FBもG+も、今後伸びが相当期待できますから、日本でもキャンペーンのやりかたが変わると思います。現在では、テレビのCMの効果はかなり低くなっていますし、新聞の購読率も、テレビの視聴率も下がっています。それに、既存メディアでは、なかなか上記のように、ユーザーの観察などもできません。

上記のVolvoのキャンペーンにより、ユーザーが車の中に持ち込むものが理解できた場合、Volvoはこの情報を活用して、車の中の備品を増やすかもしれません。あるいは、増やさないまでも、車の中に持ち込みやすくするとか、持ち込むことで、車自体の構造ともあいまって、相乗効果をだせる仕組みを導入するかもしれません。

そうなれば、このキャンペーンは、プロモーションだけではなく、社会を変えることにもつながります。社会を変えること、これすなわち、このブログでも紹介してきたように、イノベーションです。このような、キャンペーンで、日本でも様々なイノベーションを起こすことを期待したいです。そう思うのは、わたしだけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

 


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2012年9月24日月曜日

【TED】 Coursera創業者による「オンライン教育が教えてくれること」―【私の論評】coursera授業受けています!!

【TED】 Coursera創業者による「オンライン教育が教えてくれること」:



Stanford大学の教授陣が立ち上げたCourseraが人気、とは知っていたのですが、こちらのTEDトークでその目指すところなどがよくわかりました。教育系サービスに興味がある方は是非。

Courseraは開講期間が決まっていて、受講したい時にすぐ受講できるわけではないので未体験だったのですが、この映像をみてその内情がよくわかりました。授業の質はもとより、仕組みとしてかなりレベルが高いですね・・・。

映像の途中でクイズが出てきたり、プログラミングの授業ではリアルタイムに結果をシミュレートしたり、自動&相互添削の仕組みが実装されていたりと「え、そんな機能もあったの・・・」という驚きの連続でした。

Courseraを観た当初は「Stanfordからスピンオフした人が実験ぽくやっているのかなー」程度に思ったのですが、これは・・・次世代の大学の正しい姿かもしれませんね。

ちなみに個人的にはこうしたオンライン授業では得ることのできない「オフラインでの人とのつながり」みたいなものが「Courseraの受講生が自発的に実施しているローカルStudy Group」で補完されていると知って唸ってしまいましたよ・・・。これはよい仕組みだ。

■ Courseraのビジネスモデル(の可能性)

なお、CourseraはKhan Academyと違って営利組織なのですが、ビジネスモデルとして以下のような方向性を模索しているようですね。こちらも参考になるのでメモしておきます(Wikipediaより)。
  • 修了証書
  • 授業は無料だけど、優秀なひとには有料で修了証書を販売する、というものですね。これで就職が有利になったりしたらいいですよね。
  • 資格試験
  • オフラインのテストです。上記の修了証書の各分野版ですね。
  • 成績情報の販売
  • 生徒の許可をとって、企業の採用部門などにデータを販売するサービスですね。ありそう。
  • Courseraによるテスト
  • 企業や既存の学校による試験部分をCourseraがアウトソースして受ける、というモデルですね。
  • チューターサービス
  • 生徒向けに有料でチューター(家庭教師)サービス。ありそうですね。
  • ライセンス販売
  • 他教育機関への授業コンテンツのライセンス販売ですね。
  • スポンサー(冠講座)
  • 企業がある講座をスポンサーする、みたいなやつですね。日本の大学でもよくされますね。
  • 授業料
  • これは直球で。より高度な授業は有料で、というモデルですな。
教育系はアツいですね・・・これからもウォッチしていきたいところです。

 


【私の論評】coursera授業受けています!!
 このブログにも以前掲載したように、私は、今月から、Gamificationのコースを受けています。また、本日からは、待望の"An Introduction of Operational Management"がはじまります。おっと、これは違います。アメリカ時間では、24日からでずが、日本では、25日からです。なんといってもチェーンオペレーションを旨とする企業にいる私としては、これは、以前から興味津々でした。


本日は、実際にCourseraで授業を受けている女の子たちの写真とともに、掲載させていただきます。

 Gamificationのコースに関しては、実は、先月の末あたりからはじまっており、それを知らずに今月に入ってからギリギリで登録しました。そのため、勝手が良くわからず、最初は大変でした。 授業に関しては、まずは、ビデオレクチャーがあります。

ビデオレクチャーのプレイヤーが優れもので、英語が聞き取りにくくても、字幕を出すことができます。それから、音声の速度も遅くしたり、速くしたりもできます。それから、ビデオの途中で、五択のクイズが出てきたりします。

全部のビデオレクチャーについているわけではありませんが、とにかく、結構多くのビデオレクチャーについてきます。これに答えて、次に進むよう形式になっています。その他サジェッションなどが出てくる場合もあり、 ただし、クイズに正解しなければ、次に進めないということはなく、どんどん先に進むことができますが、私の場合、クイズに正解しなければ、ビデオレクチャーを良く理解していないとみなして、もう一度最初から見るようにしました。



こんなことをいうとかなり時間がかかるように受け取られるかもしれませんが、ビデオの長さは、最高に長いものでも、15分くらいで、10分以内のものがほとんどで、時間的には、それほどでもありません。 ちなみ、一週間分のビデオレクチャーとしては、たとえば、一番新しい内容ですと、以下のようになります。


ビデオの時間は、短いといいながら、盛りだくさんです。私の場合、勝手がわからないものですから、いきなにこのビデオレクチャーをみて、すぐに、宿題などやってしまいました。しかし、このビデオレクチャーに関するwikiというものがあり、これもなかなか充実していて、関係記事、関係サイト、関係書籍などが紹介されています。

 それに、ビデオレクチャーが放映された後に、Note(簡単な講義メモのようなもの)や、抗議内容のマインドマップも掲載されます。このNoteなど見て、何のことかわからない場合は、再度ビデオレクチャーをみるようにすれば、かなり効果があります。 最近では、このNoteをコピペしておき、それを見ながら、メモなどとるようにしています。

このときは、ビデオレクチャーは、パソコンで、メモは、iPadでとるようにしています。板書のように、教授が書いたものは、iPadで撮影します。そうして、後で、ワードなどで、整理しますす。こうすると、なかなか効率が良いですし、ビデオだけでなく、テキスト様のものも残りますし後でかなり便利になると思います。

 宿題は、週ごとにだされます。五択の問題が、10問ほど、あります。これを提出します。また、小論文もあります。これは、最初の週のものは、200文字でしたが、次は500文字、最新のものは、1000字です。これを月末まで提出しなければならないので、頭が痛いです。


 これも、提出しますが、何と、この評価は、このコースに参加した学生が行うようになっています。私自身は、全く余裕がないので、他者の小論文を評価しようと思えばできるようになっていますが、まだやったことはありません。いずれ、余裕があれば、チャレンジしてみたいです。

それから、SNSのようなものもありますが、これを見ていると、日本人も結構受講していることがわかります。 それと、無論この記事に掲載したような、女の子たちと、メッセージを交換することもできます。facebookなんかで、直接メッセージを出してもなかなか返してくれないですが、Courseraの場合だと、同じ目的に向かって、活動しているせいでしょうか、結構戻ってくる率が高いです。それに、このコースでは、最後に期末試験もあります。宿題、小論文、期末試験も含めて、教授による最終評価もあります。どういう評価なのか、評価基準も示されています。私自身は、準備不足なところもあって、いまのとこは、日本風でいえば、「可」がとれれば、最高だと思います。



それにしても、せつかく始めたのですから、最後までやり遂げたいと思います。ちなみに、このコースは、開催期間は、6週間です。他のコースもこれと同じくらいの期間のものが多いです。

さて、Gamificationのコースの様子など掲載しましたが、私がこのコースを受けた動機といえば、何とといっても、英語力のアップです。実際、このような英語のコースをとれば、他のことをやるより、はるかに実務的な英語力がつくと思います。

少し残念なのは、コースの中には、ビデオチャットのようなものが踏まれていないので、話すことに関する練習にはならないかもしれませんが、いずれにしても、単に英語をお勉強するというよりは、はるかに実利的と思います。それに、次のコースあたりでは、他の学生を誘って、Google+ ハングアウトなどもしてみようと思っています。



そうすれば完璧きですね。それに、Courseraのコースは、学問というより、かなり実務的です。 それに、新しい話題が多いです。特にGamificationは、ネットの世界でも、その重要性がいわてきたのは、ごく最近のことですから、最新のトピックスを実務的に学べるのですから、本当素晴らしいことだと思います。それに、この記事にも掲載したような女の子たちとも、知り合いになれます。海外に多数知り合いができるということは、何かと便利で良いと思います。

このような講義、受講するには、大量の英文を読み、大量のビデオを見て、英文も書く必要があります。それも、最新の事柄についてのものがほとんどです。1年〜2年ほど受け続ければ、英語力、それもかなり実務的な英語力がつくと思います。私はそれを狙っています。

 このコース本当に無料です。英語力を高めたいとか、最新トピックスを知りたいと思われるがた、是非チャレンジしてみてください!!特に英語力のあ方など、片手間でも十分できると思います。これは、企業につとめている人もそうですが、学生など、馬に食わせるほど時間が余っていると思います。是非チャレンジしてみてください。


何かcourseraについて質問のあるかた、私は、実際に講義を受けていますから、受けていない人よりは、的確にお答えできると思います。是非お寄せください!!

今日Courseraの宿題やります。ビデオレクチャーも見ます!!

このコースが世の中に定着したら、今度は、大学院のコースも用意されるようになった良いと思います。

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2012年7月26日木曜日

Facebookユーザーの満足度が大幅低下...そもそもSNS人気に終焉の兆し?―【私の論評】もうブームなどではなく、社会のインフラとなりつつあるということか?

Facebookユーザーの満足度が大幅低下...そもそもSNS人気に終焉の兆し?:
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一時のハヤリだったのかな?

友だちの友だちへとつながっていくSNS人気とは裏腹に、すでに以前から「ミクシィ疲れ」やら「Facebook疲れ」なる現象が囁かれてはきましたけど、どうやら一部のユーザー層では着実にSNS離れが進行し始めてもいるみたいですよ。やっぱりSNSって、猫も杓子も皆が使い始めるまでの最初期が、もっとも心地よかったりするんでしょうかね~

米国ミシガン大学ビジネススクールの開発指標に基づき、このほど全米の約8万人のユーザーを対象にして47業界の顧客満足度を調査した「ACSI」で、なんとFacebookは昨年より大きくスコアを落とし、あろうことかソーシャルメディア分野で最低の61を記録。TwitterやLinkedInにまで抜き去られちゃってますね。

ちなみに78のハイスコアでソーシャルメディアのトップにGoogle+が入っちゃっているんですけど、この結果には賛否両論あるみたいです。いつの間にかトップSNSだったMySpaceをFacebookが抜き去ったように、本当にGoogle+が次なるナンバーワンSNSとなるのかどうかは大きな疑問ですよね...

そもそも今回のACSIでは、ソーシャルメディアが全体として69の満足度指数に止まっており、検索エンジンやオンラインニュースメディアなどなど、他のネットサービスに大きく差をつけられてしまったことへの衝撃も大きいようです。もしかしてこのところ全体としてSNSの魅力が薄れ気味なんでしょうかねぇ。

ACSI
Mario Aguilar(米版/湯木進悟)

【私の論評】もうブームなどではなく、社会のインフラとなりつつあるということか?

facebookなどをはじめとする、SNSは、すでにブームなどではなく、多くの人にものすごい勢いで、定着したのではないかと思います。スマホやタブレット、PCを開けば、当たり前にそこにある、メールなどと同じようなものになりつつあるのだと思います。特に、最近では、スマホなど、FB のアプリが最初から搭載されていないものなどないと思います。


一昔前のメールと同じようなものではないかと思います。私自身は、最早、個々のハードに割り当てられた既存のメールは、ほとんど使いません。ほとんどが、SNSとウェブメールです。既存のメールを使うのは、相手方が、SNSをやっていないとか、ウエブメールもやっていない場合のみです。メールは、ひところ、中学生など一日数十通もメールを打つなどということが話題になっていました。しかし、このような人まだいるにしても、時代から取り残された旧人類の部類に入るでしょう。今とぎ、メールなど話題にもならないと思います。それは、あるのが当たり前だからです。






これを理解するには、電話など思い浮かべていただければ良いと思います。電話そのものは、すでに随分前から定着しており、今生存しておられる方で、生まれたときに電話なるものが存在していなかったなどという人はいないと思います。老人の方では、一部、小さい時あるいは、若いうちは、自宅に電話線がきていなくて、自宅から電話がかけらけなかったなどという方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、ある程度の年齢になってからは、携帯であれ、固定電話であれ、何らかのかたちで電話が利用できるようになっている方がほぼ100%だと思います。そうです。電話は、すでに随分前から完璧に水道や電気のように社会のインフラになっているのです。



水道、電気、電話のように社会のインフラになってしまったものに関しては、好きも、嫌いも、流行り、廃れもないと思います。従来から、ユビキタスといわれていて、まさにそれです。ただ、昨年の原発事故によって、電力供給が少なくなり、計画停電などになったり、なりそうになったときに、不満がでてくるということになります。そうでなけれは、良いも悪いもなく、空気のような存在だということです。

SNSの場合は、こうして、使っている人にとっては、インフラになりつつある面と、まだ歴史が新しいので、使っていない人や、使って間もない人もいるということで、一時的に上のような統計結果になっているのだと思います。

それと、上の記事では、「78のハイスコアでソーシャルメディアのトップにGoogle+が入っている」ことに関して、否定的なようですが、私は、そうとは限らないと思います。


このブログにも従来から掲載していますが、実際にSNSを使い込むようになると、facebookや、Mixiなどでは、使い勝手がかなり悪いことが理解できます。使いはじめてから、間もないときには、そんなことなどほとんど気にならず、ただいろいろな人とネットワーク上で付き合いができることに満足を覚えるのですが、これが当たり前になってくると、いずれ不満がつのってきます。

何かといえば、facebookなどは、もともと、親しい現実世界での友人との付き合いをネット上で再現できるようにつくりこまれていますから、いろいろと都合の悪いこともでてきます。facebook上で、あまり親しくない多くの人と、友達になれば、自分のウオールなどへの書き込みは、どんなものであれ、あまり親しくない人にも見られてしまうことになります。

これは、最初のうちはあまり気にならないかもしれませんが、たとえば、友達に会社の上司とか同僚、学校の先生や友達、あるいは、利害をともにする人、そうではない人などが多数入ってくるようになれば、本当に親しい人たちとのネットワークとはまた異なってきます。ある人には、話たいことでも、多の人には聞かせたくない話もでてきます。

そうなるは、FBはかなり不便です。結局日々、誰にとっても、当り障りのないことを書くことになり、つまらないものになります。「こんな記事があったよ」「どこで、誰と会った」「どこで、何が安く売っていた」「どこで何を食べたら美味しかった」など、本当にどうでも良いようなものばかりになってしまいます。これらのこと、最初のうちは、SNS自体の物珍しさもあって、あまり苦にもならないでしょうが、日々続けていれば、いい加減飽きてきて、SNS疲れという事になるのだと思います。


ここまでになるには、おそらく、普通にFBを使っている人の場合、使いはじめてから、3,4年はかかるものと思います。FBの歴史は、まだまだ、短いですが、それにしても、3,4年継続して使う人が増えてきたため、上のアンケート結果のようになったのだと思います。



このような経験をして初めて、Google+のサークルの持つ意味が認識できるようになります。Google+を使っていない方に、"サークル"などといっても、ピンとこない方もいらっしゃると思いますので、以下にサークルについて解説します。
Google+上での知人とのつながりの起点になるのが「サークル」です。知人を円形のユーザーインタフェースに直感的に配置して管理できるようになっています。 
サークル画面では、Googleアカウントに登録されている連絡先やGoogle+上で知り合った人などを読み込んで知人の候補として表示。知人のアイコンは「友だち」「家族・親戚」「知人」「フォロー中」などのサークルにドラッグ&ドロップで配置することでグループ分けできます。動作はスムーズで、かなり簡単にグループ分けができます。サークルはユーザーによる定義も可能で、たとえば「会社」「学校」「趣味サークル」などを自由に作成できます。
しかし、このようなこと、実際に使ってみないとピンときません。何のためこんなものが必要になるかなど、SNSをあまり使っていない人には理解できないことと思います。しかしながら、fbを長い間使い込めば、理解することができます。だから、こそ、上の記事のようなアンケート結果が出てきているのだと思います。


私は、こういう背景から、以前もこのブログに同じことを掲載しましたが、やはり、社会のインフラとしては、Google+のほうが優れていると思います。それが、認識されつつあるというのが、上のアンケートの結果ではないかと思っています。皆さんは、どう思われますか?






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2012年6月16日土曜日

ビジネスでやってはいけないソーシャルネットワークのこと5つ―【私の論評】 別の立場から見てみるとどうなるか?まだ、多くの人々に認識されていないSNSの不都合!!

ビジネスでやってはいけないソーシャルネットワークのこと5つ:
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全てをさらす必要はないのである!

仕事場でやってはいけないソーシャルミス。ほんのちょっとで大きく救われる!

#1:Foursquare等の位置系サービスに行く先々でチェックインしないこと
・例えばある日、遅刻したとして昨晩遅くまで飲み歩いてたチェックイン履歴があると気まずい。
・本当は違う場所にいるはずなのに、なんで?ということがあると困る。

foursquareの画像


#2:なんでもかんでも写真をポストしないこと
・酔っぱらってはしゃいだ写真なんて特に注意。もしかしたらパンツとか写ってるかもしれないし。
・自分は気にしなくても、他の人(職場の人)が気にするかも。
・どのバカ写真がどういう形で自分に返ってくるのかわからない...、ということ。

Facebookでは珍しくない女の子の自分撮り写真の投稿

#3:リンク先がわからないものを安易にクリックしないこと
・職場観覧注意系のものがいつも職場観覧注意と書いてあるとは限らない。
・クリックしたとたんに大音量で恥ずかしい音楽流れ出すかもよ。
・職場のコンピューターに一瞬でも写ったら気まずいものかもしれません。

もし職場で、SNSのURLをクリックしてこんな画像がでてきたら?
#4:同じパスワードをいろいろなサービスで使い回さない。
・職場で何かの拍子にパスワードを同僚に渡さなくてはいけないことがあるかも。その時、

もしそのパスワードがTwitterやFacebookと同じものなら大変なことになる、かも。

#5:上司に友達申請しない
・なによりもこれが1番大事。

[Forbes]
そうこ(MOLLY OSWAKS 米版)(写真は、一番上の写真をのぞいて、ブログ管理者が添付)

【私の論評】 別の立場から見てみるとどうなるか?まだ、多くの人々に認識されていないSNSの不都合!!

上の記事は、あくまでも個人の立場から掲載していますが、たとえば、上司など管理者の立場からSNSを使ってるいる部下をみるとどうなるか掲載してみます。

#1:Foursquare等の位置系サービスに行く先々でチェックインしないこと
・そもそも、部下がいるべき場所にいるかいなかを簡単にチエックできる。営業先にいったふりをして、本当は行っていないなどのことを知ることができる。どこで何をしているか逐一確認できる。
・パソコンの作業のログをとることができるようにすれば、特に内勤の人間など何をしていたかが、ほとんどわかる。たとえ、ノマドワークなどさせていても、大体何をしていたかわかる。ついでに、ライフログなども撮らせれば、完璧。
#2:なんでもかんでも写真をポストしないこと
・酔っぱらったときや、はしゃいでいるとき、その他プライベートの時の写真など、職場では絶対に見られない行動などもつぶさに知ることができる。
・部下が、他の人、特に上司に知られたくない秘密があった場合、それを知ることができる。場合によっては、それを切符(きりふだ)にすることができる。
・部下が自分でも気づかずに、バカ写真を掲載していたら、それを教えてあげて、削除させることにより、感謝される可能性が高い。
#3:リンク先がわからないものを安易にクリックしないこと
・生意気な部下に、第三者を装い、安易にクリックすることをすすめ、赤っ恥をかかせることができるかもしれない。
・役立たずな部下の職場のコンピューターに他の人にみられると気まずい画像や動画が映るようにして、士気をくじき、退職に追い込むことができるかもしれない。


#4:同じパスワードをいろいろなサービスで使い回さない。
・職場で何かの拍子にパスワードを同僚に渡さなくてはいけないことがあるということは考えられないが、もし、そのようなことがあり、しかも、それが役立たずの部下のものであれば、それを最大限に活用して、自主退社に持込るかもしれない。
#5:上司に友達申請しない
・もし、これが、Facebookのような実名を旨とするSNSであれば、部下は、よほどの馬鹿か、そうでなければ、公私にわたってつきあいたいと思っているのであり、かなり信頼されている証とみられる。
別の立場からみれば、上記のようなことがいえると思います。このようにみてみると、さらに、個人がSNSで、何もかも開けっぴろげにすることは、かなり危険てあることがわかると思います。


そうして、社内SNSなどを除き、通常のSNSは、まだまだ、使い勝手が良くないことが理解できます。このようなことを防ぐには、Google+のサークルのような機能は、避けて通れないものと思います。

例えば、facebookなどで、情報を流すとなると、友達全部に流すか、あるいは、グループに流すかのいずれかということになります。会社の上司や親親族に知られたくない情報を流したいときなど、なかなかできないことがあります。しかし、Google+であれば、会社関係、親族関係というサークルを作成しておき、さらにこれ以外のサークルを作成しておけば、流す情報によって、いろいろと振り分けができます。


それこそ、自分のパンツ姿の写真も、特定の人々にも流せるかもしれません。下ネタとか、馬鹿ばなしなども、特定の人々にだけ流すことができます。あるいは、秘密を共有している人々にだけ、情報を流すことができます。

これによって、SNSであっても、通常の社会と近い関係を構築できるわけです。しかし、これは、本来は、コミュニティーごとに作成するべきものと思います。会社関係、学校関係、ご近所関係、親族関係、友人関係などと、自分の 専門関係と分類しておき、コミュニティーごとに、流すべきと思います。

それから、いくら、サークル機能で分類したとしても、いったんサークルに入れた人ならば、苦手な人、嫌な人からのメッセージも流れくることまでは、防ぐことはできません。そうして、これらの人たちが誰もが認める余程の変人・奇人か、反社会的人物であるとか、犯罪者でない限り付き合わなければならないときもあります。しかし、これまで嫌がるということであれば、そもそも、そういう人は、SNSを使う資格はないということです。


まあ、どうしても嫌なら、サークルから除外してしまえば良いわけですが、それを繰り返していけば、世間が狭くなってしまうことになります。それに、あまりに、自らの情報を、サークルで選別して、流す人は、自己を偽っている可能性もあります。これでは、匿名と同じことになるかもしれません。以前、男の人を複数殺害した、木嶋佳苗など、Mixiやクックパッドを駆使していたことをこのブログにも掲載したことがあります。まあ、ほどほどにすべきでしょう。自分に自信があったり、あるいは、多くの人と、良いつきあいをして行きたいと思えば、たまにSNSで自分の馬鹿さ加減が、露呈したらかといって、どうということはないではありませんか。かえってそのほうが、人間性が増すというものです。

SNSの最初のSは、ご存知、ソーシャルの略です。そもそも、SNSは、社会的なものであり、ITを駆使しているものの、そのなかの付き合いは、社会的なものです。いずれにせよ、社会的でない人はSNSは使えないし、使ってはいけないということです。

それから、これは、このブログにも掲載したことですが、最近Google+でインスタント・アップロードという機能が、iPhoneとAndroid携帯に搭載されました。これは、iPhone版では、設定をしておけば、iPhoneで撮影した写真が、自動的にGoogle+に投稿されるという機能です。iPhone版では、Google+アプリを起動した直後にそれ以前に撮影した写真がアップされるようです。無論、それ以前にアプリを起動したときに、アップされた写真は、アップされません。自動的に判別して、同じ写真が複数回アップされるということはありません。私は、iPhoneを使っているので、よくわからないのですが、Android携帯端末では、アプリを起動するしないにかかわらず、撮ったらすぐに、自動的にアップできるように設定できるそうです。


さて、自動的にアップされるということなると、上記の記事で出てきたように、バカな写真がアップされ公開されてしまうと、心配するむきもあるかもしれませんが、そのようなことはありません。全部非公開という形で、登録されます。誰かと共有したいのであれば、登録写真から選んで共有することができます。また、共有するにしても、もとろん、サークルごとに選んで、共有することができます。


だから、酔っ払ってどんなバカ写真を撮ったにしても、自動的にアップされますが、それが自動的に共有されるなどということはありません。だから、どんなにバカ写真など撮影しても気にすることはないわけです。ただし、共有するときに、酔っ払っていたら、同じことです。共有は、頭が正常なときに、行うべきです。

そうして、このインスタントアップロード、大きい写真の場合には、ストーレージに上限があって、課金されることもありますが、通常のサイトに掲載する程度の写真なら、無制限に蓄えることができます。しかも、動画も保存できます。そのため、私はアップロードされた、写真は、iPhoneから片っ端から消してGoogle+をストーレージとして使っています。今は、日付別に保存できるだけですが、いずれ、様々な機能が付加されるのではと期待しているところです。

Googl+ ハンク゜アウトの画面 最大10人でビデオチャットができ、YouTubeでオンエアもできる

このような、機能があることから、私はいまのところ、上記の記事のような不都合は、Google+なら、ある程度緩和できるものと思います。そうして、今のところ、SNSの歴史が短いので、このような不都合に見舞われる人は少ないですが、SNSが社会の基盤として、根付くとともに、このような不都合に見舞われるv人も多くなり、Google+のサークルの持っている意味合いが認識され、SNSにはなくてはならない基盤となり、いずれ他のSNSも似たような機能を付加して行くのではないかと思います。皆さんは、どうお考えですか。


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