ラベル 舛添大臣、厚生労働省、年金問題、官僚、思う壺、単純ミス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2007年12月16日日曜日

舛添大臣の窮地-年金問題への報道姿勢やブログの論調は誰の思う壺か?


上は、舛添厚生労働大臣の定例記者会見の動画

年金問題で、ちまたも騒わがしくなっています。舛添大臣の対応が悪かったと言っています。ハッキリ言って、官僚に普通人の感覚を持ち込んでいた大臣にも考え違えをしていたといえると思います。多くの官僚達が、こうした、大臣の行動や言動が気に入らなくて、リークやサボタージュをして大臣の邪魔をしています。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/109359/

つまり、今、報道されている内容に同調すると、それこそ官僚の思う壺です。このニュースに書かれたブログを幾つか見ると、報道の尻馬に乗った情けない浅はかなブログが散見されます。流れの中の前後が見えず、意味のない主張をくりかえしたきたかをうかがい知ることができます。

これらの軽薄な意見からすると、なぜ現在に至っているかの認識も無いようです。安部さんを総理大臣の席から降ろしたことにより、消費税などの増税路線になった事実にも気付かないようです。無知は、反日・左翼の報道だけで充分です。私達は、年金の専門家ではないので、あまり詳しくなる必要性はないとは思いますが、少なくとも事の流れを読める程度には賢くなるべきだと思います。

とにかく、大臣に命じられても、へ理屈で先延ばしする官僚にこそ批判が向けるべきです。この件に関しては、舛添大臣に関して全く責任がなく、これからの対応にのみ責任があるという事実をはっきり認識すべきだと思います。

それと、舛添大臣と福田総理大臣にも欠けていた視点が一つだけあります。それは、いかに現代のような情報化社会になったとしても、科学技術が進んだとしても、人の記憶や事務処理には常にあいまいさが付きまとうということです。ですから、「最後の一人」まで、年金をハッキリさせるということは、絶対にありえないということです。

これは、いわゆる戦後処理について歴史を紐解いてみるとわかることです。戦後処理とは、一端戦争が始まり、 戦争終結後の処理をいいます。その中には、 賠償問題や友好回復、治安回復、経済復興などです。第二次世界大戦、日本にとっては、大東亜戦争(太平洋戦争)の戦後処理は完全に終わったとはいえない状況です。戦後60年たった今でも厚生労働省の中で、どこかの部署で国内の事務手続きは継続されていると思います。人の記憶や、戦争当時の事務処理など誤りがつきものですから、なかなか終わらないのです。

それどころか、大東亜戦争からすると、戦争そのものの規模や奥行きがはるかに狭い日露戦争の戦後処理が、大東亜戦争中、その後もしばらくは行われていたそうです。結局は終了しなかったようです。ただし、もうその当時の人で生き残っている人は誰もいませんし、その当時の関係者の子供にあたるような人でもすでにほとんどが死亡しているか、かなりの高齢になっているかで、事実上実施しても意味がないので、もうやっていないというのが実情です。大東亜戦争の戦後処理もなかなか終わらないでしょう。今後数十年は続くと思われます。そうして、解決されない案件をかなり残したまま、戦後処理自体をやっても意味がなくなる時代に入ったときに、戦後処理は未処理案件を多数残しながら、やめることになるでしょう。

無論年金問題に関しては、戦後処理などとは根本的に違うし、簡単に比較することはできません。しかし、人間が行う事務処理という意味では同じです。平和な時代の、科学技術がどんなに進んでも、人間のやることですから、事務処理ミス、年金受給者が行方不明になるとか、記憶喪失なるとか、あるいはどこかに拉致されるとかは考えられます。自然災害で亡くなっている人もいるかもしれませ。健康で生きていたとしても、アルツハイマーになっているということも考えられます。戦後処理も年金問題も最後の一人まで、明確にできる時代は未来永劫にわたってこないでしょう。このような背景を持つ年金問題を舛添大臣を糾弾することで、解消されると思うのは完全な間違いです。糾弾の矛先が違っています。

年金問題も簡単な事務処理ミスに関しては、問題外だし、これは責任を追及すべきですが、上記のような背景から最後の一人までハッキリさせるというのは無理だということを前提とし、新たに取り組むという姿勢が必要だと思います。そうして、ミスはいつでも起こりえるということを前提としながらも、ミスを生じさせるようなシステムは完全に破壊して、新たなシステム作りに取り組むべきです。


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