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2017年5月8日月曜日

【痛快!テキサス親父】「反日」韓国人訪日増加のナゼ 日本人は世界で評価も、フランス人や中国人は人気がない―【私の論評】エリートではない一般の日本人の底力(゚д゚)!

【痛快!テキサス親父】「反日」韓国人訪日増加のナゼ 日本人は世界で評価も、フランス人や中国人は人気がない

京都・金閣寺。訪日した外国人の多くは、日本と日本人の素晴らしさを実感する
ハ~イ! みなさん。

 世界のホテル従業員が選ぶ「ベストツーリスト」(最高の旅行客)や、世界中をカバーしている大手旅行代理店が出しているアンケート結果で、常に「好まれる旅行客」のトップは日本人だ。日本人が世界に与えている良い影響は、一度でも日本に行ったことがある人なら納得できるぜ。(夕刊フジ)

 俺が初めて日本に行ったとき、街にゴミが落ちていないことに驚いた。そこで、「なぜ、ゴミ箱がないのに、日本の道路にはゴミが落ちていないんだ?」って聞いてみた。実に、面白い答えが返ってきた。

 「日本では、小学校から授業が終わったら児童が掃除をするからです」っていうんだ。つまり、日本では「汚したら、片付けるのは自分」という教育をしているわけだ。日本人が外国に行っても、他人に迷惑をかけず、誠実な対応をする理由が納得できたぜ。

 一方、世界で人気がないのは、フランス人や中国人のようだ。

 俺は中国には行ったことがないが、フランスには何度か行ったことがある。フランス人は、パリでもそれ以外でも、ゴミ箱にゴミを捨てない。「道路にポイ!」なんだぜ。おまけに街中を歩くときには、犬の糞(ふん)を除けながら歩かなければならない。そんな国の人々が海外に行けば、渡航先が同様の状況になるのは理解できるよな。

 さて、日本ではいよいよ大型連休(ゴールデンウイーク)らしいな。日本の友人によると、海外旅行に出かける人の渡航先の一番人気は「台湾」だという。台湾には「親日」というイメージがあるよな。

 これに対し、韓国への旅行者は2012年から減少傾向だと聞いたぜ。慰安婦問題などで、あれだけ一方的な「日本たたき」をしているうえ、お隣の北朝鮮が「核実験」や「ICBM(大陸間弾道ミサイル)発射」を示唆しているから、当然といえば当然だ。俺が日本人なら絶対に行かない。「1社で3000~4000人減少した」という旅行会社もあるそうだ。

 反対に、韓国からの日本への旅行客は3月で約48万8400人と、昨年の同時期に比べて30・6%も増加したそうだ。旅行会社によっては「8割増」だという。

 韓国は世界有数の「反日」国家で、歴代大統領が「日本たたき」をやってきたのに、なぜ、日本への旅行客が増加しているんだ? 円安の影響だけとは言えないよな。自らの国を「ヘル朝鮮」(地獄の朝鮮)と呼ぶ人々だけに、実は、日本に大きな憧れを抱いているのかもしれないぜ。

 親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。韓国人は日本を恨むことに力を注ぐのではなく、日本人が世界から好まれている理由をしっかり学んだ方がいいぜ。

 では、また会おう!


 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)、『日本は、世界の悪を撃退できる』(産経新聞出版)など。

【私の論評】エリートではない一般の日本人の底力(゚д゚)!

日本人の公共性や協調性の高さは、訪日外国人たちに感心されています。

しかし、それは国内に留まらず、海外でもいかんなく発揮されており、とても高い評価を受けているのです。

フログ冒頭のテキサス親父の記事にもあるように、以前、世界最大級の旅行サイトであるエクスペディアが、ヨーロッパの1万5000以上のホテルを対象に「ベストツーリスト」のアンケートを行ったところ、2位のアメリカを大きく引き離して、日本が見事1位に輝いているほどです。

日本人観光客の何が評価されたのかというと、マナーのよさ、礼儀正しさ、そして不平不満をいわないところ、だそうです。

また、部屋をきれいに使う、という点も高評価を得ています。

これらは、日本人の国民性ともいえる、個人よりも和を重んじる心が根づいているからにほかなりません。

「個性がない」「自分の意見をいえない国民性」と揶揄(やゆ)されることもありますが、世界の多くの人々からは好意的に見られているわけですから、変える必要はないでしょう。

この高評価は、パスポートの強さという部分にも表れています。

日本人観光客の礼儀のよさは古くから評価されており、
それが現在のパスポートの強さに反映されたのだ。
ビザなしで行ける国の多さで順位づけされるランキングの2015年版ではアジア1位の座を韓国と分け合い、総合では3位タイの172カ国。

今、世界で観光客の奪い合いが起こっている中国が45カ国で83というのを見ると、日本の順位がいかにすごいかがわかります。

さらに、入国審査では他国に比べてかなりスムーズ、かつ親切な対応を受けられるのは、日本が経済大国だということ以外に、とてもマナーがいいと歓迎される立場にあるからなのです。

本日は、テキサス親父の語る日本の凄さの他に、意外と当日本人もあまり気づいていない2つの事柄を以下に掲載します。

美容室&理容室の数は、じつに36万軒以上

国の規模や文化によって、美容院であったり床屋だったり、はたまた露天の散髪屋だったりという違いはあったとしても、「髪を切る」という習慣は万国共通のものです。


代金は世界的に見ても高額ですが、コストパフォーマンスも高いと評判。海外に進出する店舗も増えています。

ご存じのように、日本も理髪産業はとても盛んで、全国にある美容室&理容室の数は、合わせてじつに36万軒以上。

コンビニの総店舗数が5万ちょっとですから、この数字がいかに多いかがわかります。

そんな理髪大国の日本ですが、海外からは「理髪天国」として熱い視線が送られているのをご存じでしょうか。

その理由として、理髪技術が高いことも挙げられますが、外国人がとくに高い評価を与えているのが、理髪以外のサービスが多く、しかもクオリティが高いという点です。

なかでも美容室ならばシャンプー、理容室ならばシェービングが、大絶賛されているのです。

また、衛生管理もしっかりされていて、終始細やかな気配りのある接客も、外国人からは驚きと賞賛の声が上がっています。

このように、日本が理髪天国となったのは、相手の気持ちに配慮し、おもてなしの心で接するという国民性によるところが大きいのですが、理髪に関しては、江戸時代からこのような形態で行われてきたようなのです。

当時は「髪結い」と呼ばれ、理髪だけでなく、髭を剃り眉を整え耳掃除をするところまでがワンセットとされており、それが現在のおもてなしにつながっているではないかと思われます。

現代日本は人口が減少傾向にあり、理髪業界も苦しくなっているようですが、外国人をうまく取り込んでいくことができれば、再び成長産業へと転換できるでしょう。

「新幹線劇場」ともいわれる車内清掃!!

東北・上越・北陸・北海道新幹線などが発着するJR東日本の東京駅で、日本人からは「すごい!」「神業!」、外国人から「ソークール!」と賞賛され、毎日行われているのが新幹線の車内清掃です。

折り返し時間は12分。降車に2分、乗車に3分かかるので、清掃に費やせる時間はわずか7分間。

この7分間に清掃員たちが完璧な清掃を行い、それはまるでパフォーマンスを見るかのようで「新幹線劇場」ともいわれています。

 主人公はJR東日本テクニカルハートTESSEI(テッセイ)の車内清掃スタッフたちです。

10分足らずの猛スピードで進められる清掃作業(作業中に撮影した写真17枚を合成=7月30日
新幹線が速いのは、技術力だけではありません。東京駅のホームにいるピンク色の制服を身にまとった清掃員も、重要な役割を担っているのです。

ホームに滑り込んできた車両が、折り返し新大阪方面に向けて出発するまで平均16分程度。車内清掃はこの間、「超特急」並みのスピードでこなさなければならないのです。

ドアが開くと同時に車内に駆け込むと、ものすごい勢いで座席のほこりを掃き、窓やテーブルを拭き、座席カバーを取り換えます。手には、電動クリーナーやゴミ袋。10分足らずですべての車両をピカピカにすると、ホームで乗車を待つ乗客に一礼。作業終了後の一礼では、ホームで乗車を待つ乗客へ「お待たせしました」と礼を尽くします。

これは「お客さまに気持ちよく新幹線をご利用いただいてほしい」というスタッフ一同の気持ちの表れです。そうして風のように去っていきます。

ホームで乗車を待つ乗客に一礼するアロハシャツ姿の清掃スタッフ
清掃員は東海道新幹線だけでなく各地の新幹線にも広がっています。JR東日本が運行する東北新幹線などを担当する清掃員は利用客に「魅せる清掃」を楽しんでもらおうと、アロハシャツや浴衣、冬はサンタクロースの衣装などをまといます。

車内清掃のことをJRでは「新幹線劇場」と呼ぶほどです。米CNNなど海外メディアから「奇跡の7分間」などと紹介され、米ハーバード大のビジネススクールで、新幹線の車内清掃が必修科目で取り上げられることになりました。

ただ、一番の栄誉は、新幹線と速度競争を繰り広げ、「技術力では負けない」と自負する欧州の高速鉄道TGVからのこんな言葉でしょう。TGVを運行するフランス国鉄総裁も視察に訪れてすっかり脱帽し、こんな言葉を残している。
「これだけはかなわない。清掃員を連れて帰りたい」

日本では、どこの街角にもある理髪店や、美容院、それに日本で旅をするには欠かせない新幹線。日頃当たり前に思って使っているものです。

しかし、これらに従事する人たちの心意気が素晴らしいです。今度利用するときには、彼らの心意気に感謝して「ありがとう」と大きな声で応えたいものです。昨年は、函館から新幹線で仙台まで行きましたが、やはり清掃の方々が素早く清掃をしていらっしゃいました。そうしてもちろん清掃が終わった後に「ありがとうございます」と声をかけさせていただきました。

それにしても、これは他国にはとても真似出来ないことではないかと思います。日本では、いわゆるエリートといわれる人ではなく、このような人たちが日本を支えているのです。それが、日本の底力です。

いくらエリートが檄を飛ばして、外国からの人々へのおもてなしを良くしなさいと叫んだにしても、外国から来るお客様と直接接してサービスを提供するのは一般の人々です。一般の人々のレベルが高いからこそ、日本は世界に誇るサービスを提供できるのです。

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2014年1月22日水曜日

都知事選、台風の目は田母神氏 ネットで人気断トツ 応援団に著名人ズラリ―【私の論評】時代背景や、独特のキャラクターから田母神都知事が誕生する可能性はかなり高い(゚д゚)!

都知事選、台風の目は田母神氏 ネットで人気断トツ 応援団に著名人ズラリ 

田母神氏

東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に出馬する元航空幕僚長、田母神俊雄氏(65)が選挙戦を左右しかねない存在として、他陣営から注目されている。政党の世論調査ではやや苦戦しているが、各種ネット調査では断トツの人気を誇っているためだ。大躍進もあるのか。

某政党が先週末に行った調査では、田母神氏の支持率は、舛添要一元厚労相(65)、細川護煕元首相(76)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(65)に次ぐ4位。だが、保守層を中心に人気は根強い。

「もし私が東京都民だったなら、田母神俊雄氏に投票する」

大ヒット映画「永遠の0」の原作者で、本紙でエッセー「大放言」(火曜)を連載する作家の百田尚樹氏は18日、自身のツイッターでこうつぶやいた。百田氏以外にも、田母神氏応援団には、日本維新の会の石原慎太郎共同代表や、同党の平沼赳夫国会議員団代表、評論家の西部邁氏、京都大学の中西輝政名誉教授、作曲家のすぎやまこういち氏、経済評論家の三橋貴明氏、ジャーナリストの大高未貴氏ら、著名人がズラリと並ぶ。

このニュースの詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】時代背景や、独特のキャラクターから田母神都知事が誕生する可能性はかなり高い(゚д゚)!

最近の都知事選の様子をうかがったかぎりでは、細川さんは全く無理だと思います。そもそも、原発ゼロを争点にするという試みは、うまくあてはまるとは思えません。なにしろ、東京には原発がひ一つもなく、東京に電気を提供してきた福島原発は、あの状況です。長期にわたって、国も関与して、そのような供給を続けてきた福島からみれば、今さら「ゼロ」などといわれても、しらけるばかりだし、それは東京都民も認識していることだと思います。

そもそも、原発など国のエネルギー政策にかかわる事柄は、地方自治体の取り組む課題ではなく、国が取り組むべきものです。実際に、エネルギー問題に都が果たす役割は、ほとんどありません。それに、昨年の参院選では、原発を争点にしようという試みがかなりなされたにも関わらず、争点にはならかったことを忘れるべきではありません。


それに、細川、小泉両元首相コンビの原発ゼロ発言は、観念的なものにすぎません。

細川氏は14日の出馬表明で「原発について、国の存亡に関わる問題だという危機感を持っている」と述べていました。小泉氏は「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループとの争い」と、過激に都知事選を定義していました。

そもそも、細川氏の「原発ゼロ」の具体策は全く具体的ではありません。ジャーナリストの池上彰氏が昨年末に出版した「池上彰が読む小泉元首相の『原発ゼロ』宣言」(径書房)では、細川氏がインタビューに答えていました。

それを読む限り、細川氏は、英国の原発施設の周囲では「白血病が増え」ている。福島も「帰れない人たちが当分減ることはない」、そのため「原発ゼロにすべき」という主張しています。

しかし、英国政府の調査では白血病の多発は確認されておらず、福島でも「健康被害の可能性はない」というのが、専門家の一致した見解です。根本的な事実誤認をしています。

そして、「安倍(晋三首相)さんが『オリンピックは原発問題があるから辞退する』と言ったら、日本に対する世界の評価は、もう格段に違ったものになっていたと思いますよ」と、五輪返上を主張していました。

しかし、安倍首相が東京オリンピックを辞退していたら、風評被害どころか、とてつもない問題になっていたはずです。このあたりからしても、細川氏は何も考えていません。一言でいえば、愚かです。

それに、1億円問題があることも忘れることはできません。猪瀬さんが、5000万円で辞任しているというのに、この問題に合理的に説明ができない限り、細川さんが東京知事になれる見込みは、全くないと思いす。

舛添さんに関しても、自民党をさんざんぱら、非難して、その後に自ら辞めたにもかかわらず、自民党の支援で出馬するというのですから、これは、社会一般常識から言って非常におかしげなことです。これは一般的な会社にたとえると、会社に不満があって、辞めた人間が、辞めた会社の支援を受けながら事業を展開しようとするようなものであり、これは、舛添氏がどうのこうのというより、自民党に問題があります。普通の会社なら、意地でも絶対にやらない、非常識な行動です。

舛添氏

こんなことから細川陣営にも、舛添陣営にも問題がありすぎです。

それに年齢からいっても、細川氏は、76歳です。田母神氏と、舛添氏は両方とも65歳です。都知事としては、ギリギリの線ではないかと思います。ちなみに、石原慎太郎氏が東京都知事になったばかりの年齢は、71歳でした。この3人の候補者は、誰も若手とはいえませんが、細川氏は高齢すぎます。



また、知名度からいっても、ある程度の年齢がいっている人なら、細川氏の知名度はありますが、そうでない人にとっては、すてに過去の人であり、教科書でしかお目にかかったことがない人です。

舛添氏も、ある意味では過去の人になりかけています。そんな中で、田母神氏は、あの解雇劇により、知名度は抜群ですし、それに、最近ではテレビなどの露出度も高く、まさに今の人という感じです。

それに、細川、舛添史は、もともと自民党出身であり、イメードとして古いタイプの政治家としてみられることになると思いますが、田母神氏は、違います。

そんなところにもってきて、ここ数年で、変態中国の実体が東京都民にも随分知られるようになり、安全保障への関心も深まり、大震災により、自衛隊の評価が高まり、田母神氏のイメージはかなり良くなっています。

それに、安全保障などに興味のない人や、政治に関心のない人であっても、今回の候補者の顔ぶれをみれば、田母神氏に関しては、今までとは全く異なるキャラクターであり、しかも、東京都知事ということから、特に自衛隊などの統帥権などとは無関係であるため、その点からは安心であり、都政をとにかく、今までとはガラリと変えるという趣旨から、田母神氏に傾くということが十分予想できます。

それに田母神氏は、細川氏や、舛添氏が糞真面目といっても良いほどなのに、かなりお茶目なところがあります。田母神氏の話は、聴いていていても、楽しいですが、細川氏、舛添氏の話は、面白くも何ともありません。しかも、ほんど微笑まずに、ジョークを語るので、そのアンバランス感は、他の人にはとても真似ができません。

朝から、テレビでバスーカを放つ田母神氏

田母神氏は、良く印象に残る話ができましす、実際にギャグは垢抜けています。その一部を以下にコピペしておきます。
「私が危険人物の田母神です。私、本当にいい人なんですよ。私をダメな人だというのは女房くらいですよ」  

「防衛省というのはお役所なので何でもやることが遅いんです。書類を一枚通すだけでも二週間くらいかかったりする。  
でも私をクビにするときは二時間でやった。やればできるじゃないかと思いました」  

「日本はいい国だったという論文を書いたら職を更迭された。私の論文のどこが悪かったのか。だから今はユーキャン(通信講座)で論文の書き方を学んでます」  

反核派「自衛隊は何で飯を食ってるんだ!」  
田母神「茶碗と箸ですよ」
  
「朝日新聞は1945年9月検閲で2日間の発行停止処分を受けて以来、心を入れ替えて、いい新聞になってしまいました」  

「アサヒは飲むものであって、読むものではありません」
  
「我々が保守の言論を取り戻していかないといけない。トイレットペーパーと洗剤の量で新聞を決めていると、左翼に圧倒されることになってしまいます」  

「日本は日本を貶める言論の自由は無限に保証されているけれど、日本を守る言論の自由はほとんど存在しないのです」  

田母神氏の名刺に関するエピソード 
「僕之名刺」 住所・TEL・ヒ・ミ・ツ(ハート) 裏には「お互いにもっと仲良くなったら、詳細をお知らせします」とある。

タモリ「初対面でこれ渡されたら面食らいますよ。好きなんですねギャグが」  
田母神「実はこれは亡くなった中川昭一さんが最初に作ったんですね。私も真似して作りました」 
田母神氏は、これだけユーモアを交えて、人々を惹きつける能力に秀でています。そうなると、選挙演説や、遊説でもかなり有利です。

このようなことを考えると、田母神氏の最有力候補となりうる可能性が高いと思います。私として、いずれにしも、東京都知事としては、細川氏は問題外、社会常識の欠如から、舛添氏も駄目、ということになれは、やはり田母神氏だと思います。私は、残念ながら東京都民ではないので、投票することはできませんが、このブログでは、田母神氏を応援したいです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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【関連図書】

池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言
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田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ
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2012年7月26日木曜日

Facebookユーザーの満足度が大幅低下...そもそもSNS人気に終焉の兆し?―【私の論評】もうブームなどではなく、社会のインフラとなりつつあるということか?

Facebookユーザーの満足度が大幅低下...そもそもSNS人気に終焉の兆し?:
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一時のハヤリだったのかな?

友だちの友だちへとつながっていくSNS人気とは裏腹に、すでに以前から「ミクシィ疲れ」やら「Facebook疲れ」なる現象が囁かれてはきましたけど、どうやら一部のユーザー層では着実にSNS離れが進行し始めてもいるみたいですよ。やっぱりSNSって、猫も杓子も皆が使い始めるまでの最初期が、もっとも心地よかったりするんでしょうかね~

米国ミシガン大学ビジネススクールの開発指標に基づき、このほど全米の約8万人のユーザーを対象にして47業界の顧客満足度を調査した「ACSI」で、なんとFacebookは昨年より大きくスコアを落とし、あろうことかソーシャルメディア分野で最低の61を記録。TwitterやLinkedInにまで抜き去られちゃってますね。

ちなみに78のハイスコアでソーシャルメディアのトップにGoogle+が入っちゃっているんですけど、この結果には賛否両論あるみたいです。いつの間にかトップSNSだったMySpaceをFacebookが抜き去ったように、本当にGoogle+が次なるナンバーワンSNSとなるのかどうかは大きな疑問ですよね...

そもそも今回のACSIでは、ソーシャルメディアが全体として69の満足度指数に止まっており、検索エンジンやオンラインニュースメディアなどなど、他のネットサービスに大きく差をつけられてしまったことへの衝撃も大きいようです。もしかしてこのところ全体としてSNSの魅力が薄れ気味なんでしょうかねぇ。

ACSI
Mario Aguilar(米版/湯木進悟)

【私の論評】もうブームなどではなく、社会のインフラとなりつつあるということか?

facebookなどをはじめとする、SNSは、すでにブームなどではなく、多くの人にものすごい勢いで、定着したのではないかと思います。スマホやタブレット、PCを開けば、当たり前にそこにある、メールなどと同じようなものになりつつあるのだと思います。特に、最近では、スマホなど、FB のアプリが最初から搭載されていないものなどないと思います。


一昔前のメールと同じようなものではないかと思います。私自身は、最早、個々のハードに割り当てられた既存のメールは、ほとんど使いません。ほとんどが、SNSとウェブメールです。既存のメールを使うのは、相手方が、SNSをやっていないとか、ウエブメールもやっていない場合のみです。メールは、ひところ、中学生など一日数十通もメールを打つなどということが話題になっていました。しかし、このような人まだいるにしても、時代から取り残された旧人類の部類に入るでしょう。今とぎ、メールなど話題にもならないと思います。それは、あるのが当たり前だからです。






これを理解するには、電話など思い浮かべていただければ良いと思います。電話そのものは、すでに随分前から定着しており、今生存しておられる方で、生まれたときに電話なるものが存在していなかったなどという人はいないと思います。老人の方では、一部、小さい時あるいは、若いうちは、自宅に電話線がきていなくて、自宅から電話がかけらけなかったなどという方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、ある程度の年齢になってからは、携帯であれ、固定電話であれ、何らかのかたちで電話が利用できるようになっている方がほぼ100%だと思います。そうです。電話は、すでに随分前から完璧に水道や電気のように社会のインフラになっているのです。



水道、電気、電話のように社会のインフラになってしまったものに関しては、好きも、嫌いも、流行り、廃れもないと思います。従来から、ユビキタスといわれていて、まさにそれです。ただ、昨年の原発事故によって、電力供給が少なくなり、計画停電などになったり、なりそうになったときに、不満がでてくるということになります。そうでなけれは、良いも悪いもなく、空気のような存在だということです。

SNSの場合は、こうして、使っている人にとっては、インフラになりつつある面と、まだ歴史が新しいので、使っていない人や、使って間もない人もいるということで、一時的に上のような統計結果になっているのだと思います。

それと、上の記事では、「78のハイスコアでソーシャルメディアのトップにGoogle+が入っている」ことに関して、否定的なようですが、私は、そうとは限らないと思います。


このブログにも従来から掲載していますが、実際にSNSを使い込むようになると、facebookや、Mixiなどでは、使い勝手がかなり悪いことが理解できます。使いはじめてから、間もないときには、そんなことなどほとんど気にならず、ただいろいろな人とネットワーク上で付き合いができることに満足を覚えるのですが、これが当たり前になってくると、いずれ不満がつのってきます。

何かといえば、facebookなどは、もともと、親しい現実世界での友人との付き合いをネット上で再現できるようにつくりこまれていますから、いろいろと都合の悪いこともでてきます。facebook上で、あまり親しくない多くの人と、友達になれば、自分のウオールなどへの書き込みは、どんなものであれ、あまり親しくない人にも見られてしまうことになります。

これは、最初のうちはあまり気にならないかもしれませんが、たとえば、友達に会社の上司とか同僚、学校の先生や友達、あるいは、利害をともにする人、そうではない人などが多数入ってくるようになれば、本当に親しい人たちとのネットワークとはまた異なってきます。ある人には、話たいことでも、多の人には聞かせたくない話もでてきます。

そうなるは、FBはかなり不便です。結局日々、誰にとっても、当り障りのないことを書くことになり、つまらないものになります。「こんな記事があったよ」「どこで、誰と会った」「どこで、何が安く売っていた」「どこで何を食べたら美味しかった」など、本当にどうでも良いようなものばかりになってしまいます。これらのこと、最初のうちは、SNS自体の物珍しさもあって、あまり苦にもならないでしょうが、日々続けていれば、いい加減飽きてきて、SNS疲れという事になるのだと思います。


ここまでになるには、おそらく、普通にFBを使っている人の場合、使いはじめてから、3,4年はかかるものと思います。FBの歴史は、まだまだ、短いですが、それにしても、3,4年継続して使う人が増えてきたため、上のアンケート結果のようになったのだと思います。



このような経験をして初めて、Google+のサークルの持つ意味が認識できるようになります。Google+を使っていない方に、"サークル"などといっても、ピンとこない方もいらっしゃると思いますので、以下にサークルについて解説します。
Google+上での知人とのつながりの起点になるのが「サークル」です。知人を円形のユーザーインタフェースに直感的に配置して管理できるようになっています。 
サークル画面では、Googleアカウントに登録されている連絡先やGoogle+上で知り合った人などを読み込んで知人の候補として表示。知人のアイコンは「友だち」「家族・親戚」「知人」「フォロー中」などのサークルにドラッグ&ドロップで配置することでグループ分けできます。動作はスムーズで、かなり簡単にグループ分けができます。サークルはユーザーによる定義も可能で、たとえば「会社」「学校」「趣味サークル」などを自由に作成できます。
しかし、このようなこと、実際に使ってみないとピンときません。何のためこんなものが必要になるかなど、SNSをあまり使っていない人には理解できないことと思います。しかしながら、fbを長い間使い込めば、理解することができます。だから、こそ、上の記事のようなアンケート結果が出てきているのだと思います。


私は、こういう背景から、以前もこのブログに同じことを掲載しましたが、やはり、社会のインフラとしては、Google+のほうが優れていると思います。それが、認識されつつあるというのが、上のアンケートの結果ではないかと思っています。皆さんは、どう思われますか?






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2012年5月14日月曜日

Facebook連動ハンガーで、最も「いいね!」されている人気のお洋服を買う―【私の論評】ファッションのような感性がものを言う商品では無理があるか?

Facebook連動ハンガーで、最も「いいね!」されている人気のお洋服を買う(動画あり):


いいね! が多い、つまり人気があるということだ。 ブラジルのアパレルメーカーC&Aは、これまた斬新な方法でSNSとリアルを連動させてきました。お洋服屋さんの店内で、お洋服がかかっているハンガー。このハンガーがFacebookと連動しており、「いいね!」の数を表示しています。「いいね!」の数って購買意欲に繋がると思いますか?  

例えばネットショッピング中に評価の高い商品を買うのはもちろんあります。しかし、実際に店舗に行って手に取って見る時に、「いいね!」が多いからこっちのワンンピースにしようって思うものなんですかね? 2つで迷ったら「いいね!」の多い方でとか思うものなんですかね? なんだか天の邪鬼な気持ちが湧いてきましたよ。 あなたなら、「いいね!」がより多い服の方を買いますか?     [Springwise via The Verge] そうこ(ANDREW LISZEWSKI 米版)


【私の論評】ファッションのような感性がものを言う商品では無理があるか?

さて、この仕組み動画もありましたので、以下にコピペさせていただきます。また、本日は、あの有名な、ビクトリアズ・シークレッツのファッションショーなどの写真を掲載しつつ、上のファッションサイトに関する論考を展開していきます。




『あなたなら、「いいね!」がより多い服の方を買いますか?』という上の質問に関して、最初に私の結論を掲載しておきます。私なら買いません。「いいね!」がより多いということは、より、多くの人に好まれているということであり、それでは、ファッションの意味がなくなるからです。




さて、そもそも、ファッションという言葉の意味があいまいですので、ここで、語源をはっきりさせておきます。以下に語源由来辞典から、ファッションの語源を掲載しておきます。
ファッションは、「仕方」「流儀」「流行」を意味する英語の「fashion」からの外来語です。英語の「fashion」は、「作ること」「なすこと」を意味するラテン語「factio」に由来し、古期フランス語の「faceon」を経由して「fashion」となりました。 
英語の意味からすれば、「流行のファッション」や「定番ファッション」といった言い回しは、「流行の流行」「定番の流行」になるので、おかしいが、日本ではファッションが「お洒落なもの」といったニュアンスで受け止められ、多くは「服装」を指す言葉として用いられるため誤りとはされていません。
まずは、「仕方」「流儀」という語源から考えてみると、要するに「自分流」ということですから、「いいね!」がたくさんついている商品であれば、そもそも、自分流ではないので、買いたくないです。これを買うということは、人の「仕方」「流儀」に合わせるという意味です。それでは、ファションではないです、どんな服装であろうと、制服のようであり、没個性的です。



「流行」ということであれば、多少「いいね!」がついている程度ならいいですが、かなりの数がつけられているということであれば、それは、最早流行ではないということです。

日本語の流行は、英語でいう"Mode、Trend、Fad、Fashion"などの意味を持ちます。流行(りゅうこう、はやり)は、ある社会のある時点で、特定の思考、表現形式、製品などがその社会に浸透・普及していく過程にある状態を表します。



流行の展開過程は、それの発生・成長から衰退・消滅までを、いくつかの段階から捉え、分類することができます。
潜在期:ある様式が生み出され、それがごく限られた人々に試行される時期 
発生期:試行過程を経て、新しい様式の存在が人々に知られ、同調者が現れる時期 
成長期:新しい様式に同調する人々の数が増加し一斉に、普及率が拡大していく時期 
成熟期:普及が最大の水準に達し、その伸びが鈍化していく時期 
衰退期:後発的に採用する人もいるがそれ以上に採用をやめる人の数が増える時期 
消滅期:採用する者が少なくなり、その様式が消滅していく時期
「いいね!」がかなり、押されている衣服であれば、ファッションでいえば、上記の衰退期か、消滅期にある商品であるということです。これでは、価値がないです。


それに、一番気に食わないのは、一つ一つのアイテムで販売して「いいね!」をつける仕組みになっているということです。ファッションというものは、普通、いろいろなコーディネートで成り立つものですが、このコーデを見せるというのなら、わかりますが、一つひとつのアイテムでは、あまり参考になりません。

それから、最近ファッションといえば、「世にも奇妙な物語」で、『試着室』という、奇妙な物語を放映していましたので、以下に掲載しておきます。



上の動画の説明は、見ていただければすぐわかることなので、ここでは、詳しくは解説しませんが、結局のところ、ファッションは自分らしさの演出だと思います。上の動画でも、結局女の子が、何度トライしても失敗するのに、自分らしさで勝負したところ、うまくいくというようなストーリーになっていました。

とこで、上でいろいろ書いていますが、私自身は、あまりファッションにうるさくは、ありません。ただし、特に女性ファッションに関して、どのようなファッションが今好まれていて、それは、なぜなのかということを考えることは好きです。そうして、このブログにも、そうしたことをいくどか掲載してきたこともあります。

先日は、「ポリボア」という最近話題のサイトがあり、それを紹介しました。このサイト、さまざまなアイテムから、自分の好きなものを選び、コーデしそれらで、コラージュを作成するというものです。これは、口で言っても理解しにくいと思いますので、その一つを下に掲載します。



このようなコラージュをユーザーがいくつもあるアイテムから自由に選び、一定の枠の中に自由に設置して、コラージュを形成します。アイテムが、かなりあるので、本当に組み合わせは、無限にあるといっても良いくらいです。そうして、このおのおののコラージュに、他のユーザーがコメントを寄せたり、さらに、「いいね!」ができる仕組みになっています。私は、当該ブログで、この「ポリボア」の良さを以下のように掲載しました。
それにしても、「ポリボア」は、コラージュという手法で、しかもそれをユーザーに自由に作成させつつも、全く自由ということではなく、ある程度の規則性を持たせて、その範囲の中で自由な発想を開花させ、それだけではなく、それをシェアできるというSNSの機能を持たせて成功しています。いままで、ファッショサイトでは、コラージュはあくまで、サイト側が提供するものでしたが、サイト側がすべて提供するというのでは、確かにプロが作成するということで、あまりに外れはないものの、数的にも、センス的にも限度、限界があります。しかし、ポリボアでは、このコラージュをユーザー自身に作成してもらうということで、ありとあらゆる、感性による、数多くのコラージュが掲載できるということです。何と素晴らしい!!
やはり、ファッションは、感性商品ですから、上のようなやり方は、通用しないと思います。最初はもの珍しさから、売れる時期もあるかもしれませんが、時がたてば、廃れると思います。



上のようなことをするなら、たとえば、この「ポリボア」など参考にして、たとえば、「ボリボア」のようなコーデのなからから、人気のコラージュを実物を使って、店内に掲載するとか、あるいは、マネキンにそのコーデをさせて陳列するとか、そのような工夫が欲しかったです。であれば、リアルと、サイトの相乗効果を最大限に引き出すことが可能になったと思います。皆さんは、どう思われますか?特に女性の意見をうかがいたいです。




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2012年3月25日日曜日

胸を小さく見せるブラジャーが人気 「草食女子」が増えているのか−【私の論評】ポストモダン的見方により、閉塞感を打ち破れ!!

胸を小さく見せるブラジャーが人気 「草食女子」が増えているのか:



胸をできるだけ豊かに見せる。寄せて上げて美しい形に整える――。そんなブラジャーの常識を覆すような現象が生じている。(上は、ワコール発売の「小さく見えるブラ」)


続きは「J-CASTニュース」へ

【私の論評】ポストモダン的見方により、閉塞感を打ち破れ!!
小さく見えるブラについては、このブログでも以前掲載したことがあります。上の記事は、このブラが結構売れているという話です。さて、上の記事の詳細は、実際に記事をみていただくこととして、論評するために、結論部分というか、核心的な部分のみ以下に掲載させていただきます。
通信販売のフェリシモ(神戸市)でも、数年前から販売している胸のボリュームを抑えたブラジャー「フラットブラ」が人気という。今年5月には、カップの内部に工夫を施した新商品「ワンサイズダウンブラ」も発売する計画だ。ほかのメーカーでも胸の大きさを強調しないブラジャーが売れている。

女性たちは今、なぜ胸を小さく見せようとするのか。「そもそもスリム志向の女性は、胸が大きいとふくよかで太って見えてしまうから嫌だ、という人は少なくない」という。「昔から『デカパイ』などとからかわれ、嫌がっていた女性はいたし、職場や同性の前ではバストで目立ちたくないと思う人は多い」ともいう。
一方、女性の意識の変化を指摘する声も多い。あるファッション関係者は「胸や外見で男性にアピールしようという時代はバブル期のもの。景気低迷の中で女性は堅実に動こうとしている」と話す。「草食系男子」に象徴されるように、男性が弱体化しているとの指摘は多い。男性に頼らず、自立して生きようという女性の姿勢が「胸を小さく見せる」という行動に映し出されているのかもしれない。
さて本日は、この記事に着目したのには、また別の記事もみて、かなり興味をもったためです。その記事の内容を以下に掲載しておきます。

豊胸手術はもういらない?極小バストを一晩でサイズアップさせる方法


体験レポーターのマキです。皆さんは自分の体にコンプレックスはありませんか?

「脚が細くなりたい!」「もっと目が大きかったら」など悩みってつきないですよね。

私の一番の悩みは小さい胸。しかも形まで悪くて見る度に凹んじゃうんです。

サプリやジェルをやっても効果はイマイチだし、かといって豊胸手術する勇気もないし…。

でも、この長年の悩みにも解決の兆しが見えてきました。

というのも友人にすすめられて購入したナイトブラなんだかイイ感じなんです。
最近使い始めたばかりですが、ふっくらハリが出できた感じで、背中のムダ肉が胸にぎゅーっと移動し始めている気がします。

どうやら背中部分がクロスになっていることで、背筋矯正しながら代謝UP。脂肪を燃焼させてくれる効果もあるそうなんです。

しかも特殊吸湿テクノロジーが乳腺を刺激し、女性ホルモン体温を一気に上昇させ胸が大きくなるそう。

私が愛用しているこのブラは「バルーンナイトボディ」というのですが、モニターの成功率はなんと98%で、中には男性並みのバストがたった一晩で1カップもサイズアップした方もいるそうだから期待が高まります。

飽きっぽい私には簡単に続けられるこのナイトブラがぴったりだったみたい。夏までには自信をもってビキニを着れるようになるのが目標です。(モデルプレス

■寝ている間に簡単バストアップ「バルーンナイトボディ」
http://bit.ly/GMKHgP
2012/3/24 23:45 更新


この二つの事例、両極端です。しかし、この両方とも売れているというようです。特に、小さく見せるブラに関しては、従来のやりかたでは、なかなか製品化されることもなかったかもしれません。これらを従来のマーケティング理論にしたがて、セグメントの問題としてしまうと、大事なことを見失ってしまうかもしれません。

セグメントの問題とは、要するに従来からあるマーケット理論で、胸を大きくしたい層の女性、胸を小さく見せるたい層の女性などと、実際に売れているブラの数や、消費者に対するアンケートから分類して開発していく方法のことです。無論、開発にあたっては、こういう分析的アプローチも行ってはいるとは、思いますが、私はそれだけでは、バルーンナイトボディは生まれることはあっても、小さく見せるブラは、日の目をみなかったのではないかと思います。

私は小さく見せるブラの開発に関しては、ポストモダン的な見方によるものも、かなり含まれていると思います。そうして、これからは、ポストモダン的な見方が重要になっていくと思います。さて、ポストモダンという言葉がでてきたので、最初にこれを解説しておきます。


ものごとの見方としては、大きく分けてモダン的な見方と、ポストモダン的見方があります。日本語でいえば、近代合理主義的な見方と、脱近代合理主義的見方とということができると思います。これに関しての詳細は、他のサイトをご覧になってください。ここでは、本当に簡単に説明しておきます。

さて、モダンの源流は、どこにあるかといえば、あのドイツの哲学者カントにまでさかのぼります。カントは、 「純粋理性批判」という書籍の中で、科学の中に思考の客観性を見出し、その因果律によって世界を描き出そうとしました。


ついで1637年、デカルト(写真上)が「方法序説」を書いて、近代合理主義としてのモダンの時代が始まりました。彼は、膨大な複雑な世界を前にして、西洋文明はそれを解き明かそうとした。そうして、この見方は、かなり成果を発揮して、科学技術が急速に発展しました。これが、いわゆる近代西欧の基礎となりました。

「我思う、ゆえに我あり」。ただ一つでも確実なものがあれば、論理の力によって因果を辿り、少なくとも、もう一つの事実を明らかにできる。そうすればもう一つ、さらにもう一つ。そうすればすべてを明らかに出来るという考え方です。「我思う、ゆえに我あり」、この種から広がった近代合理主義は、量で測れるものだけを対象としその因果関係を探求しましたが、それ以外の形而上の存在を無いものとして見えない振りをしてしまいました。これによれば、人体など、部品のように、爪、耳、眼、鼻などと、一つ一つ分析していけば、いずれ全体像が掴めるということになります。

しかし、これは、現代人ならおかしいということは、ご理解いただけるものと思います。このやり方では、いずれ限界がきます。いくらパーツを調べても全体としての人間は見ることはできません。まして、人間と自然との関わり合いまで、考えると、全く絶望的といわざるをえません。

そのようなモダンに対する批判は、いろいろ、ありました。下に代表的なものだけ、二例掲載しておきます。


1.ポアンカレの三体問題
三つ以上の天体がお互いに影響しあうとき、その変化の先は読めない、複雑系の世界になる。

2.バタフライ効果
アマゾンのジャングルで一羽の蝶が羽ばたく。その羽ばたきがあたえる極微の大気の揺らぎが、翌週のシカゴの雨との関係があるかどうか。その関係に関係が無いことは証明できないということが証明されている。

2.のバタフライ効果に関しては、マネジメントとの大家である、ドラッカー氏も、その著書のなかでとりあげ、「理性によってすべてを理解できるとしてはならない」としています。

モダン的な見方では、いわゆる分析をかなり重要視します。しかし、分析だけでは、物事は見えてきません。特に社会現象ではおてあげです、これが、モダン的見方の限界でもあります。そこで、ポストモダン的な見方では、知覚を重視します。



ドラッカー氏(写真上)は、『変貌する産業社会』という書籍の中で、「ポストモダン(脱近代合理主義)の七つの作法」として、以下の事柄を重視しています。

1.見る、そして聞く
あらゆるものを命あるものとして全体を見る。しかも自分の視点で見るだけでなく、他人の視点で見たものを広く聞く。意思決定において、事実ではなく、意見から始めることが重要なのはこのためである。

2.わかったものを使う
複雑な時代だからこそ、わかったものを大切に使うべきである。
「すでに怒った未来」は重要な示唆を含んでいる。現実を注意深く観察し、来るべきうねりを知る手がかりとする「予期せぬ成功」もしかり。これもまた、すでにわかったものだからである。

3.基本と原則を使う
経営の目的はつまるところ、世のため人のためであるが、それをあらゆる事業の補助線とする。基本を忘れた経営は必ずや失敗する。

4.欠けたものを探す
わからないもの、未知なるものにイノベーションの種がある。ギャップや欠けたところにチャンスは隠されている。

5.自らを陳腐化させる
人の手になるものはすべてが陳腐化する。画期的な新製品しかり、知識しかり、あらゆるものが陳腐化するがゆえに、自ら先手を打って自らを陳腐化し、主導権を握らなければならない。

6.仕掛けをつくる
成功を追求していく仕掛けをつくる。ドラッカーは、うまくいかなかったことの検討に時間を費やすならば、うまくいったことの検討に同じ時間を使えと言う。

7.モダンの手法を使う
むろんモダン合理的な手法を完全否定するのも間違いである。その限界を意識し、使えるものは使う。分解して組立て直すというモダンの手法は、時間管理などにおいてはいまだに有効である。
※アセスメント(事前評価)よりもモニタリング(観察・監視)が重要 
私は、ワコールの開発の人たちが、モダン的な見方だけではなく、ポストモダン的な見方をしたからこそ、「小さく見せるブラ」の開発ができたのだと思います。モダン的な見方とだけで、実際に売れたブラの数だけ細かく分析していただけでは、このような発想は生まれなかったと思います。

下の写真は、ランニング時にバストの揺れを低減するブラです。ワコールにはワコール人間科学研究所という研究施設があり、女性を総合的な観点から、観察して、様々なデーターをつみあげ、さらに、そこから得られる知覚・知見を商品開発に生かしています。まさに、分析だけではなく、知覚にももとづいて、商品開発を行っています。


ワコールでは、様々な消費者の声を聞いてみたり、あるいは、様々な消費者の立場に立って、分析するだけではなく、ポストモダン的に知覚したからこそ、このような製品開発に成功しているのだと思います。

これからの商品開発は、基本は今でもモダン的見方であり、最低限分析をしなければなりませんが、それだけでは、済ませられないと思います。これは、これで行った上で、さらに、全体像をポストモダン的に知覚して、開発を行っていく姿勢が重要になっていくと思います。ワコールの「小さく見せるブラ」は、こうしたことの格好のケーススタディーであると思います。(下の写真は、テレビCMでもお馴染み、新製品のリボンブラ)


そうして、このボスとモダン的な見方、製品開発だけではな、政治・経済・社会をみていく上でも、本当にかなり重要だと思います。政治家や官僚など、このような見方ができないからこそ、現状では麻痺しているのだと思います。この閉塞感を打ち破り新たな価値観を打ち立てていくには、ポストモダン的な見方が重要だと思います。このポスモダン的な見方、日本人は古から行っているものだと思います。現代人は、このことをすっかり忘れているのではないかと思い、残念でなりません。


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