2015年1月27日火曜日

【イスラム国殺害脅迫】民主まるで“学級崩壊”…岡田氏「政府後押し」も首相批判続々 共産は“鶴の一声”で鎮火―【私の論評】今安倍政権を批判する育ちが悪く、品のない政治家たちには、今世紀中におこるであろう霊性の精神世界を回復するルネサンスの必要性など全く理解できない(゚д゚)!

【イスラム国殺害脅迫】民主まるで“学級崩壊”…岡田氏「政府後押し」も首相批判続々 共産は“鶴の一声”で鎮火


民主党議員から、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件に絡めた安倍晋三首相への批判が相次いでいる。いくら岡田克也代表が「政府を後押しする」と強調しても、どこ吹く風。早くもバラバラ感を露呈し、結束を呼び掛ける岡田氏のガバナンス(統治)能力が問われている。

徳永エリ参院議員は21日の岡田氏の発言直後、フェイスブックで「いくら人道支援とはいえ、資金援助を大々的に記者会見でアピールする、テロ組織を刺激したことは否めない」と書き込み、首相に事件の責任があるかのように批判した。

徳永エリ参院議員 写真はブログ管理人挿入 以下同じ

桜井充元政調会長は22日のメールマガジンで、首相が17日に行ったイスラム国対策の支援表明に関し「その後この資金の目的を難民支援のためだと言い換えていた」と記した。

首相は演説で「イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンに支援するのは、イスラム国がもたらす脅威を少しでも食い止めるためだ」と発言していた。「イスラム国と闘う周辺各国」への支援とも語ったが、難民支援は最初から言及しており、「言い換え」は事実と異なる。

桜井充元政調会長

大野元裕参院議員は24日のTBS番組で、避難民支援を「悪意ある人たちに口実を与えた」と批判した。有田芳生参院議員は25日にツイッターで「日本はいま戦後もっとも危険な首相が政治のトップにいる」と投稿。首相が同日のNHK番組で安全保障法制の整備の必要性を述べたことを「テロ事件の利用は明らか」とし、「経験なき戦意がただただ昂進(こうしん)する」と続けた。

大野元裕参院議員

共産党の志位和夫委員長は26日の記者会見で、「イスラム国」が日本人1人を殺害したとする画像の公開後、同党の池内沙織衆院議員がツイッターで「安倍政権の存続こそ言語道断」と政府を批判したことに対し、「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中だ。今あのような形で発信することは不適切だ」と述べた。

池内沙織衆院議員

結束が特徴の同党で委員長が所属議員の行動を「不適切」と指弾するのは極めて異例。志位氏は「残虐非道な蛮行を強く非難する。日本政府には解放のために全力を挙げてほしい」と語り、火消しに追われた。

【私の論評】今安倍政権を批判する育ちが悪く、品のない政治家たちには、今世紀中におこるであろう霊性の精神世界を回復するルネサンスの必要性など全く理解できない(゚д゚)!

イスラム国殺害脅迫をめぐる、安部首相批判、まだまだあります。

民主党の枝野幸男幹事長は20日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられる集団が日本人2人の殺害を警告するビデオ声明を発表したことについて「政府に事実確認などの情報収集をはじめ、適切な対応をとることを求める」との談話を発表しました。

民主党枝の幹事長
これは、直接的な批判ではないのですが、こういう曖昧な意味のない談話を発表するのは、安倍政権批判をするための下準備であるとみても良いと思います。この時点で、日本人を誘拐し身代金を要求しているテロリストを批判せず、政府に対する要求のみを語るというのは、そういう考えが背後にあると思われてもいたしかたないと思います。

小沢一郎代表率いる「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎参院議員は21日、ツイッターで首相宛てに「2億ドルの(難民・避難民への)支援を中止し、人質を救出してください」と書き込んだ。日本人の命だけを尊重し、イスラム国の暴虐から周辺国に逃れた人々の苦境を軽視しているとの批判も出そうです。

山本太郎参院議員

極めつけは、25日のNHK「日曜討論」。「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表から、耳を疑う以下の発言が飛び出しました。

 「安倍さんが、イスラム国にとっては宣戦布告ともいえるような話をしたということですね」

安倍首相はエジプト・カイロで行ったスピーチで、イスラム国対策として2億ドル(約236億円)の支援を表明した。これは避難民の命をつなぐ人道支援だが、小沢氏は軍事的な後方支援とごっちゃにして、「ご飯食べなきゃ、兵隊さんは戦争できませんから」「後方支援、補給が戦争そのものだということを国民は考えるべきだ」との持論を繰り広げました。

小沢一郎代表
 それから、下の福島みずほの昨日のツイートですが、これは無論直接今回の人質事件に関して、安倍政権を批判するものではありませんが、今のタイミングで、しかも官邸前ということですから・・・・・・。なにやら、いわずもがなの感じがしますが・・・・・。

上のように、安倍政権を批判する議員たちは、批判する相手を間違えています。イスラム国なるものは、規模が大きいだけで、国ではなく単なるテロ集団です。どこの国も、国家とは認めていない集団です。このような人たちは、そんなことも知らないか理解していないのではないかと思ってしまいます。

自民党は26日の役員会で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の呼称について、原則として「ISIL(アイシル)(イラク・レバントのイスラム国)」か「いわゆるイスラム国」という表現を使うことを申し合わせています。

これは、党内からは、「日本がイスラム国を独立国家として承認しているかのような印象を与えかねない」などという懸念が挙がっていたためです。「ISIL」は「the Islamic State in Iraq and the Levant」の略称。

このようにすれば、政治家はもとより、一般の人にも理解しやすい状況になると思います。「イスラム国」という表記は、テロリスト集団が勝手に呼称しているだけで、どこの国にも認められたものではありません。

このような、愚かな利敵行為については、昨日と一昨日にも、『イスラーム国の衝撃』の著者でもある、池内恵氏の「テロはやられる側に落ち度がある」「政府の政策によってテロが起これば政府の責任だ」という声があがります。しかし、「テロはやる側が悪い」というところから出発しないと始まらないでしょう。その上でそのような暴力を振るう主体からどう人質を取り返し、暴力を振るう主体をどう無力化していくか」という言葉を紹介して、批判しました。

とにかく、今の時点での政権批判などは、全く意味がないどころか、明らかな利敵行為です。

日本国内でテロ集団を利するような発言が出れば、相手は『やればやるほど日本国内に味方が増える』と考えます。私は、この件に関しては政権批判を全くするべきではないとは思いません。しかし、政権批判をするなら、事態が一段落してからにすべきでしょう。

たとえば、大きな東日本大震災などの災害があったときなど、災害への対応を行っている政府や自治体などに、災害対応の最中に、批判をするのは間違いです。批判をするなら、災害が一段落してからにすべき筋合いのものです。

今の時点での政権批判は、的外れどころか、完璧な利敵行為です。

このブログで掲載した池内恵氏の言葉は、「メディアの皆様へ」とされたものです。池内氏は、メディアが誤った利敵行為に走ることを危惧していたのでしょうが、多くの政治家がここまで、利敵行為に走るとは思ってはいなかったでしょう。

池内氏は、"「安倍首相の中東での発言がテロを招いた」という議論がありますが、これは軽率であるか意図的なら悪質な反応と思います"と語っています。

池内氏の言葉を借りれば、上記のように安倍政権を批判している政治家は、軽率なのか、意図的なら悪質であるということです。

こういう人たちに、政治家としての資格があるのでしょうか。私は、かなり疑問に感じます。

それにしても、このような緊急事態がおこったときの、政治家の発言は、注視すればそこに本音が見えてくるものです。

私としては、今回の件では、軽率とか意図的という次元の前に、これらの政治家に育ちの悪さや、品の無さを感じてしまうのですが、そう思うのは私だけなのでしょうか。

そうではないようです。なぜなら、ブログ冒頭の記事のタイトルは、“学級崩壊”という言葉を持ちています。“学級崩壊”を起こすような児童は、とても育ちが良いとか、品が良いとは言えないと思います。

ということは、この記事を書いた記者も、その掲載を許可したデスクも、やはりこういう政治家に対して、品の無さ、育ちの悪さを感じているのだと思います。

レオナルド・ダ・ヴィンチによるウィトルウィウス的人体図、科学と芸術の統合
かつてのルネサンスは、人間性の回復を目指したが、今世紀のそれは霊性の精神を回復するものになる(゚д゚)!



それにしても、こういう政治家たちには、私が世界の宗教的混乱を避けるために提唱した、霊性の精神世界を目指すルネッサンスの必要性なと全く理解できないと思います。まともな道理が理解できないのですから、霊性の精神世界など理解できないでしょう。

彼らの精神には、霊性なるものは存在していないと思います。遺伝的には、日本人なのかもしれませんが、精神的にはニッポン人(日本の文化や伝統を継承していない日本人という意味)なのだと思います。それが、育ちの悪さ、品の無さにつながっているのだと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか(゚д゚)!

【関連記事】


【本の話WEB】日本人人質事件に寄せて――「日本人の心の内」こそ、彼らの標的だ―【私の論評】日本にこそ、世界に新秩序を確立するためのヒントがある!日本人の心の内にある霊性を重んじる精神、これこそが世界の宗教的混乱を救う一里塚なると心得よ(゚д゚)!

「中韓」とは異質な日本人の「精神世界」…仏作家は「21世紀は霊性の時代。日本は神話が生きる唯一の国」と予言した―【私の論評】日本は特異な国だが、その特異さが本当に世界の人々に認められ理解されたとき世界は変る。いや、変わらざるをえない(゚д゚)!

さよならニッポン、新時代の国際人としての心構え―【私の論評】こんにちは、日本と日本人、さよならニッポン、ニッポン人、古から続く国際人としての心構え!!

日本人の対応礼賛「伝統文化に基づいた新日本誕生も」との指摘も 米研究機関討論会―【私の論評】朝廷をはじめとする私たち日本人の日本の伝統文化は、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増す!!

【関連図書】


ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
売り上げランキング: 49,432

0 件のコメント:

「誤解受け不安にさせたのは当然」中国企業ロゴ問題で辞任の大林ミカ氏、会見主なやりとり―【私の論評】[重大警告]自民党エネルギー政策への中国の影響力浸透の疑惑 - 大林氏中国企業ロゴ問題で国家安全保障上の深刻な懸念

「誤解受け不安にさせたのは当然」中国企業ロゴ問題で辞任の大林ミカ氏、会見主なやりとり まとめ 問題発覚の端緒は、内閣府TFに提出された資料に中国国営電力会社のロゴマークが入っていたこと。 大林氏は、ロゴマークの存在に気付かなかったことを謝罪し、TF委員を辞任。 大野氏は、財団と国...