2012年2月17日金曜日

Facebookページも「タイムライン」に! ブランドのプロモーション方法が変わる!−【私の論評】個人のタイムラインよりも意義深いものになる可能性がある!!社史編さんが、リアルタイムでできる?

Facebookページも「タイムライン」に! ブランドのプロモーション方法が変わる!:


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いよいよFacebookページの「タイムライン」化が行われることが明らかになりました。

Facebookが昨年9月のイベント「f8」で発表したプロフィールページの「タイムライン」化。大きなカバー画像がトップに表示され、過去の注目の投稿や主要な出来事に加えて、今聴いている音楽や読んでいるニュースまでもが、一覧で表示される画期的なデザインです。いまでは多くのユーザーが古いデザインからこちらに切り替えていますが、企業やブランド用のFacebookページには未だに対応していませんでした。多くの企業担当者からその対応が望まれていて、実際にタイムライン化した場合の予想イメージのデザインを作った人までいました。

そのような中で、先日Facebookの役員が米メディアAdAgeの取材でその対応の計画を明かにしたようです。

今月末29日(米国時間)に開催予定である、Facebook初のマーケター向けイベント「fMC」にて発表される計画だと言われています。

Facebookはこれに合わせて、スポンサードストーリーズ広告のタイムラインアプリ版をスタートする計画です。

これは特にエンタメ業界にとっては朗報です。例えば、音楽を聴いた、映画の予告編を観た、などのユーザーアクティビティを該当するブランドページにて共有されるように設定し、それが広告によってより多くのユーザーに拡散させることができるようになるからです。それを可能にするためのタイムラインアプリの開発も今後加速することが予想されます。

企業による広告利用が増えるということは、Facebookの売上も増えるということ。IPOで金融業界のニュースにも頻繁に登場するようになったFacebookのビジネスは今年、更に勢いを増して拡大していきそうです。


【私の論評】個人のタイムラインよりも意義深いものになる可能性がある!!社史編さんが、リアルタイムでできる?

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タイムラインそのものは、従来から個人プロフィール では、存在していて、これまでのFacebookの活動を時系列でグラフィカルに表示されます。今までにFacebookに投稿してきたことが、自分史としてまとめられていきます。私もすでに、タイムライン表示にしています。今のところ、いつfacebookを利用しはじめたとか、いつどこの学校を卒業したとか、いつ誰とfacebook上で友人になったかが、表示されるようになりました。

これに関して、facebookの歴史そのものが、新しいので、まだまだその真価が発揮されていませんが、これから、20年、30年はおろか、生涯を通じて使うひとがでてくるようになります。そうなれば、かなり正確なライフ・ログが設定されるということで、これは、かなり魅力的なものになると感じました。これができるようになれば、かなりのセンチメントを多くの人がタイムラインに対して抱くようになると思います。多くの人が自分に対しするイメージがずいぶん変わってくると思います。


人生には、いくつかの扉があって、その扉の一つをあけるとその他の扉はしまってしまうということを、多くの人が実感をもって、具体的に見るようになるかもしれません。現在の自分は、過去の良いときも、悪いときも含めて、それらがあったからこそ、今の自分があるという、当たり前の事実に気がつきやすくなるに違いありません。これは、世の中には、光りと闇があって、はじめて世界が見えるのと同じ理屈です。世界が光だけに満ちていたら、わたしたちは、世界を見ることができません。逆に、世界が闇だけに満たされていたとしても、世界を見ることができません。


これが、企業などが提供するFacebookページにも適用されるというお話です。個人の情報だと、出生、学校への入学、卒業、就職、結婚、昇格、昇任その他で、エポックメーキングなことがらも、限られてしまうところがありますが、企業なら、設立その他、様々なエポックメーキング的な要素がかなりあります。それに、顧客も、企業でこのページを提供する人々も、企業は社会の機関であるということをはっきり認識することになります。

顧客にとっても、生涯を通じてのお付き合いということになる人も大勢いると思いいます。これらをすべて含めた、タイムラインが出来上がれば、これは、ブランドのベージなら、ブランドの世間とのかかわりが、すべて含まれるし、企業そのもののベージであれば、ベージそのものが、社史となり、それも、今まではなかった時間と共にリアルタイムで、成長していく社史として、今までの概念を打ち破る素晴らしいものになりそうです。皆さんは、どう思われますか?


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