2007年3月31日土曜日

プレスリーはボボだ!?

エルビス・プレスリーが死んでからもう30年もたっていしまいまいましたが、未だに大きな影響を与え続けています。ボボズ達にもプレスリーの愛好者は多いようです。
プレスリー自身もある意味では、ボボズの先駆者だったかもしれません。カウンターカルチャーの旗手であることには間違いありません。













さて、BOBOsそのもについてあまり解説してきませんでしたので、ここで少し掲載します。日本では、出生率が下がっていることはご存知だと思います。 しかし、ここ数年フランスでは回復してきたいます。
フランスの出生率の回復には、育児に価値観を再発見した「BOBO(ボボ)」と呼ばれる新しいタイプの消費者が登場したことと関係しています。

「BOBO(ボボ)」と呼ばれるニュータイプの消費者が子育てに参入し始めました。ボボ(ボボの複数形がボボズです)とはブルジョア・ボヘミアンの略語で、ブルジョア(金持ち)になったボヘミアン(自由人)や、ボヘミアン的スタイルのブルジョアを指します。20代後半から30代の成功したクリエーター、ネクタイを締めない起業家を想像すれば良いと思います。

金ぴかの装身具は嫌うがスニーカーには出費を惜しまない彼らが、グルメやファッションなど一通りの遊びを終え、子育て(という創作活動)の楽しさに目覚めたといいます。キーワードはおしゃれ、知的、ナチュラル。「健康に(またはセンスが)良いが価格も高い」子ども向け商品やトレンドスポットを生み、支えていまいす。

彼らが「子どものいる生活の楽しさ」を享受する様子を見た若者も積極的に子どもを作ります。非婚カップルの出産も多いことから、伝統的価値観の復活よりボボのような新しいライフスタイルが出生率を押し上げているとの見方も生まれています。

見栄のためにブランド品に浪費することよりも、自分がこだわる実用品に大金を投じるといった、ボボの価値基準を例示すると、次のようになります。
  ■好きなもの
    子ども
    オーガニックフード
    ボサノバ
    ワールドミュージック
    カフェのテラス席
    リベラシオン(新聞)
    MUJI        

  ■嫌いなもの
    シャンゼリゼ通り
    金のネックレス
    純フランス料理
    ブランド服
    MTV
    ハリウッド映画
    マクドナルド
    ほとんどのテレビ局


昔のコンピューターの宣伝です。一番左が若かりしころの、ビル・ゲイツ氏です。あきらかに、従来の経営者とは違います。ボボスの先駆者の一人といえます。





















下の写真はご存知ジョニーディップ夫妻。彼も典型的なボボズといえるでしょう。

下は、i-podの新作発表の時の、スティーブ・ジョブズ氏です。ジーンズ姿で発表するなど、従来の経営者にはありえなかったことです。また、このようなことをしても、全く違和感がありません。やはり、ボボズの典型例といえます。


現在日本で注目を集めている、ライフスタイル提唱型のマーケティング・キーワードは、健康と環境に優しいライフスタイルを表す LOHAS(Lifestyles of Health And Sustainability、日本語ではロハス、またはローハス)です(LOHASの登録商標からライセンス収入を目論むのは「のまネコ」の二の舞?)。
ロハスに比べれば、ボボスがマスコミで取り上げられる機会は、ほとんどないと言っていいでしょう。しかし、ボボズのコンセプトも最初に日本に紹介されたタイミングで、ロハスに大きく遅れをとったわけではありません。情報源は、『日本版BOBOSの登場――柔らか頭の新富裕層』(2005年11月25日 日経流通新聞MJ 4面)です。
フランスでBOBOの名が普及したのは01年。最近もモロッコ式サンダルがBOBOS族の支持でヒットしたといいます。韓国でも02年時点ですでに普及しました。日本でも同書の邦訳が02年「ボボズ」の題で出版され、書評でかなり話題になったが、一般に広まるまでには至りませんでした。

邦訳は少し早過ぎたかもしれません。帯の宣伝文句は「仕事は遊びで遊びが仕事 気がついたら億万長者」と書かれています。当時この本を読んだ私の知り合いは、「何かピンと来ない本だった」と評していました。この本に出てくる例はアップルコンピュータの創業者スティーブ・ジョブズ氏です。しかし当時の日本のIT成功者は孫正義氏、成毛真氏、鈴木幸一氏などネクタイを締めたビジネスマンでした。若者層は成功者以前の段階であり、いずれもジョブズ氏と重なりませんでした。最近ではホリエモンがイメージリーダーになる可能性があったのですが、例の事件で表舞台からは姿を消しました。イメージリーダーが不在では新語も広まりません。これからも日本ではなかなか浸透していかないかもしれません。

さらに、アメリカの場合だと、年収が1千万前後でも、ボボズと自覚できるのですが、日本ではこのくらいの年収であっても、土地が高いとか、養育費が高くつくとかで、以前にも掲載したようにいわゆるリッチ・プア層になってしまい消費行動などがプア層と一見ほとんど変わらないように見えます。ただし、マスコミもとりあげる華やかなトレンドにはなり得なくても、日本国内でもこのような動きは浸透していくものと思います。

2007年3月29日木曜日

番外編「歌詞ISM」

番外変です。インターネットで手に入る、商品やサービスを掲載します。



(画像はシステムの事例であり、必ずしも「歌詞ISM」のシステム一般を示すわけではありません。)

「歌詞ISM」とは?
歌詞ISMは、まったく新しい歌詞配信サービスです。
『歌詞ISM PLAYER』はあなたの音楽に歌詞をがっちゃんこして、さらに音楽に歌詞を同期させてシンクロ表示できる、まったく新しい音楽プレイヤーです。ダウンロードは無料です!いますぐ体験!歌詞ISM をクリックしてすぐにダウンロードしちゃおう! カラオケの練習や、自分の好きな曲の歌詞をこころいくまで、何回でも繰り返しリピートできます。しかも、音と歌詞を両方ともです。
『歌詞ISM』は、音楽でむすびつく出会いとコミュニケーションの場を提供します。大好きなこの曲、話題のアノ歌、気になったCMソング.. などなど、想い出や想い入れやうんちくまで!歌詞についておおいに語ろう!
『歌詞ISM』であなたの想いはたくさんの人につたわります♪ここからはじまるコミュニケーションをお楽しみください!

2007年3月28日水曜日

ボボズ画像特集2


左はフランスのボボズの典型的な幼少時代の写真。ボボズのカップルの中には、最初に出会ったのは子供時代のエジプト冒険旅行の時なんてのが、結構ある。
この子供たちはそうではないが、20歳代前後のボボスはヒッピーのような格好をして世界を放浪したなんていう人も多い。

下の写真はフランスのボボズ向けのコマーシャル。ボボズもいまや子育ての年代にさしかかっている。ボボズにとって子育ては価値の高いものであり、かけがいのないものである。そう! 彼らにとっては、子育ては最新のファッションのように、価値があり、格好の良いものなのだ。
出生率の低い韓国や、最近の日本とはぜんぜん違うのだ。このへんは、日本もフランスを見習う必要があります。貧乏国家の韓国や、今後20年間今の経済成長率が続いたとしても、一人あたりのGDPが、日本の10分の1にしかなならいない貧乏国中国や、金持ち国になった歴史の浅い日本とは決定的に違うのだ(これは私の偏見か?)!





フランスのボボズの奥様たち。彼女たちにとって、キャリアウーマンより、子育て中の母親の方がステータスは、はるかに高いのだ。これを単なる過去への回帰なのか、余裕があれば人間の自然な姿と思っている私の考え方があたっているのか?それはこれから作られる歴史が証明することでしょう。

(注)独断と偏見が散見されますが、私は特にフランスは好きではありません。特にエリート官僚のはなもちないならいな態度、行動、言動は大嫌いです。でも、ボボズの子育てへの回帰は評価しています。

おわびと画像特集1.

ここしばらく、HTMLの記載の仕方のトラブルで2~3日間投稿できない状態にありました。お詫びいたします。
トラブルはようやっと解決できたようなので新たに投稿を開始します。本日はボボズの画像です。ゆっくりお楽しみください。
なお、内容はフランス語なので、簡単に説明すると、ボボズのファッションの内容です。フランスのボボズの最新ファッションをお楽しみください。ファッションの他親子の様子も出てきて、ボボズが育児に価値観を見出していることが良くわかります。

2007年3月25日日曜日

団塊の世代ジュニア・リッチプア層への期待

先回団塊の世代ジュニアのファミリー層で比較的裕福だが、家や車のローン、養育費がかさむので、これよりも経済的に以下の層と似ている層がひよっとするとこれから日本人の価値観全体を具現するような新たな層に生まれ変わる可能性があることを述べました。
























本題に入る前に、言葉の定義づけを行っておきます。そうでないと話をしても、内容が入り組んで分からなくなってしまいます。従来この層に近い層をリッチプア層と呼んでいたことがあるので、ここしばらくは団塊の世代ジュニア・リッチプア層と呼ぶことにします。この世代に属するが経済的に上流の層は団塊の世代ジュニア・リッチ層と呼ぶことにします。同様にこの世代に属するが経済的に下流の層は団塊の世代ジュニア・プア層と呼ぶことにします。(ただし、1~2人程度の子供のいるファミリーということでは共通とします)。

さて、定義づけはさておいて、本題に戻ります。団塊の世代ジュニア・リッチプア層は裕福ではあるが、子育てを行っている、家族と住むための家を確保しているがゆえの住宅ローンなどがあり経費がかさみプア層に近い消費行動をとります。しかし、これは近いというだけで本質は非常に異なっています。リッチプア層は、本質的には豊なのですから、自分があるいは子供達や家族にとって本当に価値が認められるモノやサービスに関しては多少価格が高くても購入します。

プア層ではあれば、そもそも余裕はないわけですから、何でも安く済ませようとします。自ら価値観を認めたものに対する消費はゼロではないものの、相対的にかなり低くなります。リッチ層であれば、それこそ相当余裕があるため、どのようなものでも多少高いくらいなら価値を認めようが認めまいが購入してしまいます。結婚をしない単独生活者も可処分所得は高くなるため、これに近い行動をするでしょう。このようにして、モノやサービスに関してリッチ・プア層は自分や家族にとっての価値観に関して他の層よりもはるかに感覚が研ぎ澄まされていくこととなります。

だからこそ、これらの層が選んだ商品やサービスはただ安いだけとか、ただのブランド品ということではなく、本質的に価値を認めた者だけが判る良質の商品やサービスということになります。だからこそ、長い期間をかけ(彼らが40歳に到達するまでの10年間)のうちには、日本人全体の価値観を変えるような存在になっている可能性が大です。彼らライフスタイルそのものが、日本人全体の価値観を変えるかもしれません。
日本ではこれらの人々を呼ぶ呼称もはっきりしておらず、あまり表だって報道されることもありません。どちらかというと、目立たない存在でプア層に埋没して一般大衆の一部と思われているようです。おそらく、町の中を歩いていても、レストランなどで食事していても、目立たぬ存在であり、プア層も自分達と同じような存在だと思っていることでしょう。リッチ層にも、自分達以外の層の中の一部と映っているでしょう。企業のマーケティングやマーチャンダイジングを担当している人達も気づいていないかもしれません。しかし、この層こそ現在目立たなくても、将来的に日本人の価値観を代表する価値観を持つ人々になる多いなる可能性を秘めています。

欧米などでは、この層に似たような人々の層の呼称がはっきりつけられてます。全く同じではありませんが、似たような層の人々をヨーロッパやアメリカではBobosと呼んでいます。フランスでは、Bobosが子育てに関して高い価値をみいだしたため、少子高齢化に一定の歯止めがかかったとも言われています。冒頭の絵はBobosの典型的なファッションを示したイラストです。2番目の写真は、Bobosを主題としたデビッド・ブルックスの著書の表紙の写真です。さて、次回はBobosも含めて、これらの層のさらなるポテンシャルをひもといていきます。

2007年3月24日土曜日

最後のフロンティアホーム関連市場のターゲット像?

私が提唱する日本最後のフロンティアであるホーム関連市場、たとえば、家庭でシステムキッチンであるとか、これに含まれるオーブンレンジなどを使いこなせるようにする商品・サービス群に関しても一昔前の大衆相手のマスマーケティングはまったく成り立たないことを掲載しました。それではどうしたら成り立つのでしょうか?

それは、的を絞るということです。最早現代では大衆は存在しません。現在30歳前後の団塊の世代ジュニアの彼ら、彼女らを一まとめにして語ることはできません。これらジュニアでもいろいろなタイプがいます。

それこそ、ファミリー層、一人暮らしの層、経済的にも下流から上流まで様々です。これらの人々に等しくヒットする商品やサービスでは現代ではありえません。特にシステムキッチンや、オーブンレンジなどで新たな食文化や、ホームパーティなどの文化を取り入れるには、ターゲットを絞らなければなりません。

私の考えでは、まずは数の多さからいってご主人が団塊の世代のジュニアで、奥さんと子供一人から2人で、経済的には比較的裕福で(世帯年収900万円から1500万くらいまで)くらいが良いのではないかと考えています。特に、車や住宅ローンや養育費などがかさむので、比較的裕福であるのに、それ以下の層とあまり変わらない消費行動をする層がぴったりとあてはまるような気がします。

特に経済的には、これ以上裕福であれば、レスランやケータリングを頻繁に活用するようになるでしょうし、これ以下であれば、新たな食文化やホームパーティーなどの文化はなかなか取り入れないと考えるからです。

さらには、今言った層がひよっとするとこれから日本人の価値観全体を具現するような新たな層に生まれ変わる可能性があるからです。これについては、次回述べます。楽しみにしていてください。

2007年3月23日金曜日

団塊の世代と団塊の世代ジュニア(第2次ベビーブーマー)との違い

前回第一次ベビーブーマーである団塊の世代と、そのジュニア世代とには明確な差異があるということを掲載しました。今回はその内容を詳しく掲載します。

現在60歳くらいの団塊の世代が30歳から40歳の人生で最も消費が旺盛な年代だったころとは、今から30年~20年前ということになります。つまり、1977年~1987年ということになります。


この時代は高度成長の余波が続き、経済が順調に伸びて拡大していった時代にあたります。ここからしばらくすると、不況に見舞われいわゆる失われた10年という時代、さらにデフレの時代が続きます。いずれにせよ、マス・生産、マス経済、マスマーケティングが通用した時代であり、小売業ではダイエーやイトーヨーカドーがどんどん業績を伸ばしていた時代にあたります。


この時代のいわゆる団塊の世代の人々の時代は、マス経済の申し子であり、安くて品質の良いものであれば、誰にでも受け入れられる時代だったといえます。この時代だと、たとえば、チラシに目玉商品を入れて販促をすると必ず売れるとか、菓子類なども宣伝をすると売れる時代でした。
上の写真は、堺屋太一氏の30年前の著書です。団塊の世代とは堺屋氏がこの著書で述べてより、日本でよく使われる言葉になりました。


イトーヨーカドーなどでは、変化への対応も重要ではありましたが、いわゆる基本の徹底を行えば確実にモノが売れた時代でした。いわゆる大衆という人々が存在し、大衆向けの商品は確実に売れる時代でした。


ところが、この人々の子供にあたる、団塊の世代ジュニアの時代には、もはやマスの時代ではなく、モノやサービスが充足され、ただ安くて品質が良いだけでは売れない時代に入っていました。ダイエーやイトーヨーカドーの大型店などにかげりが見えてきて、従来のようなやり方では物が売れない時代に入りました。


もはや大衆は存在しない時代となりました。ただモノが売れないだけではなく、大衆が存在しないことから、大衆に対してモノを売っていたのでは、多くの人にそっぽを向かれなかなか買ってもらえない時代に突入したのです。


団塊の世代が30歳だったころには、日本も格差が少ない社会で、日本の景気がよくなれば、全体がよくなりました。しかし、いまでは、景気が回復したからといってすべての人がうるおう時代ではなくなりました。格差社会といわれてから、久しく、景気がよくなってもすべての人が恩恵にあずかれる時代ではなくなったのです。


そのため、私が提唱する日本最後のフロンティアであるホーム関連市場、たとえば、家庭でシステムキッチンであるとか、これに含まれるオーブンレンジなどを使いこなせるようにする商品・サービス群に関しても一昔前の大衆相手のマスマーケティングはまったく成り立たないことになります。では、日本最後のフロンティア市場に関してどのような視点を持てばよいのでしょうか?それに関しては次回掲載します。



2007年3月22日木曜日

最後のフロンティアであるホーム市場の機会

さて前回と前々回は別としてここしばらくは、最後のフロンティアであるホーム市場の脅威を掲載してきしまたが、今回は機会になることがらをあげます。

第2次ベビーブーマーが30歳台に

人口の構成比率が団塊の世代に次いで高い第2次ベビーブーマー(団塊の世代ジュニア)が30歳台に入っています。この年代はライフステージの中で最も消費が旺盛な時期(30歳~40歳)に入っています。第2次ベビーブーマーは人口が7,505千人存在しており、これは全人口の5.9%を占めています。今後10年間はこれらの世代の消費力が経済を力強く牽引していくでしょう。グラフをみると明らかなように、2010年には、これらの世代が35歳のピークを形成しています。その時代にはいわゆる団塊の世代は、60歳程度でピークとなっています。

この世代については、かなり期待が持てるものと考えられます。イトーヨーカドーなどの小売業態の新業態「アリオ」など完全にこれらをターゲットとしていると考えられます。高齢化社会といわれて久しく、福祉などに参入する会社が多かったため、現在高齢者向け福祉の業態などは過当競争気味です。

現状では新たなホーム関連市場を狙うためには、これら第2次ベビーブーマーをターゲットとすることが、最も良いことが理解できると思います。

子供一人当たりの養育費の増大
さらに少子化で子どもの数は減っているが、子ども1人あたりの養育費は増大傾向であり、養育費のうち3割は選択的消費に対するものです。特に年収の高い層程養育費が高くなる傾向があります。(厚生労働省の外郭団体「こども未来財団」調査)。先の第2次ベビーブーマーの数の多さと、子供一人あたりの養育費が高まっていることから、第2次ベビーブーマーのファミリー層は完全に狙い目であることがわかります。2007年からは夫婦と子供からなる今まで通常といわれていた世帯より単独世帯が増えいてきますが、単独世帯や高年齢者の世帯よりは、これらファミリー層がもっと良いターゲットであることは、容易に想定できます。

日本の住宅の構造変化


20年くらい前までの大都市の住宅は狭く、海外から「ウサギ小屋」などと揶揄されたものですが、最近の住宅は従来よりは広くなりアメリカのように10人以上のパーティは無理だが、5~6人程度のパーティは十分可能になりました。またダイニングルームにも変化が見られ、新しい住宅では開放感溢れる明るいオープン・キッチンシステム+ダイニング・ルームが主流となってきています。
しかしながら、こうしたダイニングルームの変化に対応して、新たなライフスタイルを提唱する業態は存在せず。リフォームの業者はリフォームだけ、テーブルの業者はテーブルだけ、食材に至っては食材だけをしかもバラバラに販売しており、新たなライフスタイルを提唱するには至っていません。
こうした現実をみるにつけ、最後のフロンティアであるホーム市場での商品の提供方法やサービスの提供方法がおぼろげながら明確になってきます。

さて、いままで提示した事実から、こうした第2次ベビーブーマーに対しての最後のフロンティアであるホーム市場の機会を訴求することは最も効率の良い事業になりうると判断できます。

ただし、一つ忘れてはいけないことがあります。それは、第一次ベビーブーマーである団塊の世代と、そのジュニア世代とには明確な差異があるということです。
これについては次回以降掲載していきます。

2007年3月21日水曜日

函館の少し違う食文化2

先回は函館の少し違う文化について、飲食店のナショナルチェーンが函館にはなかなか進出してこないか、進出してもなかなかうまくいかなかったことを掲載しました。今回は、函館の少し違う食文化の2回目を掲載します。



これについては、明治維新までさかのぼります。函館は1854年に横浜などとならんで、開港し、欧米各国とあいついで通商条約が結ばれ急速に国際化していきました。開港は庶民の生活にも多大な影響を与えました。ストーブ、アイロンが導入され、洋食屋さんも開業しました。現存する函館の五島軒の中にある雪花亭は日本で一番最初に開業したフレンチレストランであるといわれています。また、函館は他の横浜などの開港地のように外国人だけが住む居留地というものは存在せず、外国人は住みたいところに函館市民と入り混じって住んでいました。



上は、現存する金森用品店です。この建物に限らず、函館にはいまなお明治の面影を残した、和洋折衷の建物が多く残っています。

さて、無論食文化も輸入されました。開港後、コーヒ、男爵イモ、西洋カボチャなどが輸入され、函館から全国に広まっていきました。ジャガイモはすでに栽培されていた人参や玉葱などともに、函館ならでのシチューが作られました。

当時の市民はコーヒーやワインなどもたしなみ、五稜郭のお堀から氷を切り出し、シャーベットにするなどまさに、函館はまさに洋食の先進地だったのです。

こうした、歴史的背景もあって、函館は他と少し違った食文化が残ったのだとも思われます。

2007年3月20日火曜日

函館の少し違う食文化

函館には他の地方都市とは少し違う食文化が存在すると思います。どこがどう違うのかと言われると、特にどうだとか、郷土料理で他とは明確に違った何があるとかいえませんが、確かに違います。その第一として、飲食店のナショナル・チェーンがなかなか根付かなかった街であるということです。
以下に思いついた飲食店の写真を掲載しましたので、その写真とともに、説明します。


吉野家に関しては日本中どこの町にいってもありますが、函館に進出してきたのは、確か2~3年前ほどです。人口約30万人の町にしては遅すぎるような気がします。


ロイヤルホストは、函館にまだ進出してきていません。その計画もないようです。

マクドナルドは一度20年前くらいに進出してきましたが、一度撤退し、10年くらい前に再進出してきて今も継続しています。

ピザハットも15年ほど前に一度進出してきて、テイクアウト業態の店をオープンしましたが、撤退して5年ほど前に宅配ピザとして再進出してきました。

ラッキーピエロは、地元のハンバーガー、カレー屋さんですが、もう20年くらいはやっているはずです。函館市内にだけ展開しています。現在、ファスト・カジュアルという業態がはやっていますが、オープン当初からそれに近い業態で、函館ではマクドナルドよりはるかに人気が高いです。


ガストやスカイラークなどのいわゆるファミリーレストランはいまだ進出してきていません。

これは、ピザ・テンフォーです。だいぶ前の写真です。今は、商標など変わっています。函館では20年ほどまえから営業している老舗です。テンフォーは全国で200店舗ほど運営していますが、発祥したのは函館です。函館市内では、宅配ピザではシェアはダントツで一位です。

上記でみてきたように、函館ではいわゆる全国に展開している大手のナショナル・チェーンはなかなか進出してこないか、進出してきても失敗する確立が高いようです。

確かに、函館に限らず地方都市においては、どちらかというという排他的なところがありますから、ナショナルチェーンがなかなか進出してこられなかった理由は、それだけでは説明がつかないことがあります。さらに、テレビなどで放映されるいわゆる「海産物」の美味しさだけではなく、他にも理由があります。それに関しては、次に掲載します。

2007年3月17日土曜日

リストランテ ル' ブォン '07春のメニューのお知らせ

春らしさが増してきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? ル'ブォンでは春のコースが登場です。一足先に、ル'ブォンで春を満喫してみませんか?

昨年のローストチキン教室の写真集です!

■春のランチコース■■■■■■■■
【11:00から14:30】 2,000円
 *食前酒
 *イタリア産プロシュートのサラダ
 *魚介のパスタ~完熟トマトソース
 *牛肉の赤ワイン煮込み
 *パン又はライス
 *自家製デザート
 *コーヒー又は紅茶
■春のディナーコース■■■■■■■■
【17:00から21:00】 3,500円
 *食前酒
 *前菜
 *新鮮ハーブ野菜のサラダ
 *魚介たっぷりのブイヤベース
 *道東産鹿のロースステーキ
 *パン又はライス
 *自家製デザート
 *コーヒー又は紅茶

そのほかにもお得なメニューなど取り揃えてあります。なるべく良い席、良い部屋をご提供させていただきたいので、お早目のご予約をお勧めいたします。


りんごの皮むき-新たな市場への脅威?



昔から日本人は箸を使うので手先が器用だといわれてきました。従来だと折り紙などで、鶴を折るなどということは誰でもできました。

だが、最近ではずいぶん不器用になってきています。たとえば、大学で化学実験に使うガラスの道具類は20年ほど前までは学生がバーナーなどを使ってガラス管を曲げて作成していましたが、最近は不器用な学生が多く、ほとんど技官が行うか出来合いのものを使います。電子回路設計も一昔前はハンダゴテを用いて行いましたが、最近ではパソコンの画面上で論理回路を組み立て、論理回路が正しいかどうかはコンピュータが判定してくれるため、パソコンで作図する感覚ですぐにできます。後はフィルムに印刷した回路を機械にとりつければ出来上がりです。

子供の日常の遊びでも、自ら工夫しておもちゃを作成するのではなく、出来合いのものや、ゲームなどで遊びます。家の中でも、たいていのものはボタン一つで作動します。箸の使い方、リンゴの皮むきも覚束ない子供も多いです。あまりに手先の不器用な大人は、自ら何かをつくるとか、根気良く物事に取り組むようなことはなかなかできないかもしれません。そのまま放置しておけば豊かな人生を送れなくなるかもしれません。

手先が極端に不器用であれば、元々システムキッチンを活用するとか、オーブンレンジで調理するなど最初から考えないと思います。それどころか、料理そのものにも挑戦できないかもしれません。
日本のホーム市場の最後のフロンティアはこうした脅威があったからこそ、今まで温存されてきたのかもしれません。

2007年3月16日金曜日

サイトオープンしました!

ブログの他にサイトもオープンしました。今あまり中身は充実していませんが、いずれWeb2.0的サービスも充実し、いっそう高度なサービスを提供していきたいと思います。

サイトのタイトルは-New Luxury 新たな贅沢を求めて-
URL:http://yamada.yutaka.googlepages.com/newluxury

現状では、文章と写真などが切り張りしてあるだけですが、いずれもっと面白いサービスも提供していこうと思っています。よろしくお願いします。

2007年3月15日木曜日

単独世帯の増加

前にも掲載したように、オーブンレンジやシステムキッチンを家庭内で活用することは、日本国内のホーム関連市場では最後のフロンティアであるが、それを妨げるような脅威があります。それは、前回述べたようにオーブン調理の参入障壁の高さです。それと、本日掲載する単独世帯の増加です。

少子高齢化ということが、従来からいわれていて子供の数が減ること、高齢者の数が増えていくことは多くの人がなんとなくご存知だと思います。しかし、具体的には何がどうなるのかはあまりピンと来ていない方も多いとも思います。その具体例であり、もうすでに起っていることが、単独世帯の増加です。















社会保障・人口問題研究所の人口推計より以下のことが判ります。
(1) 一般世帯総数は、2000年の4,678万世帯から2015年の5,048万世帯まで増加を続ける。その後、減少に転じるが、2025年の一般世帯総数は4,964万世帯で2000年より286万世帯多い。
(2) 世帯規模の縮小が続き、一般世帯の平均世帯人員は、2000年の2.67人から2025年の2.37人まで減少を続ける。
(3) 今後増加するのは「単独世帯」「夫婦のみ世帯」「ひとり親と子からなる世帯」で、減少するのは「夫婦と子からなる世帯」「その他の一般世帯」である。
より単純で小人数の世帯が増加する。特に「単独世帯」は、増加を続け、一般世帯数が減少に転じる2016年以降も増加は止まらない。現在では「夫婦と子からなる世帯」が一番多いが、2007年以降は「単独世帯」が最も多い類型になると予想される。

なんと今年から日本国内で「単独世帯」が最も多い「世帯」の累計であるということです。もちろん高齢化社会で、核家族化していことから一人暮らしの老人世帯も多いのですが、いままでの世帯というとお父さんがいて、お母さんがいて、子供がいて、たまにはお年寄りのいる世帯もあるなどという考えは全く通用しなくなります。

こうした単独世帯で何か新しいことを始めるのかというと、なかなか大変だということが良くわかると思います。ただし、単独世帯であっても若い人たちはホームパーティーを開くなどのことが考えられます。さらには、高齢者世帯であっても、今後はホームパーティーを開く人もでてくると思います。なにしろ、最近の高齢者は元気な人が多いです。特に高齢者になった団塊の世代の感性や価値観など一昔前の高齢者とは違います。左の写真はある学校(小中学校一環教育の学校)でいわゆる団塊の世代といういわれる人たちの最初の年代が人が中学校1年生になったときに、撮影したものです。数の多さがはっきり分かりますね。

はっきりしているのは、従来どおりのやり方をやっていれば、小売業、飲食業、その他の産業も衰えるしかないということです。

こうした時代への変化に対応している事業の一つがオイシックスの事業だと思います。高齢者に対しても(特に高齢者向けとはうたっていない)質の良い、安全で、しかも宅配という形式で野菜をはじめとする食材を提供しています。




2007年3月14日水曜日

オーブン調理の参入障壁の高さ?!

先にオーブン調理や、オーブン・レンジを含むシステムキッチンは日本のホーム市場の最後のフロンティアになるというお話をさせていただきました。本日はこの市場に対する脅威をあげさせていただきます。

オーブン・レンジはいまだ日本の家庭に馴染んでいません。リストランテ・ル・ブォンでは過去にオーブンレンジを用いた料理教室を開催した際に、アンケートもとりましが、その結果は、オーブンレンジを自宅に設置している人のうちほぼすべての人が、1週間に一度以上のオーブン・レンジを用いた料理をしていないことが判明しました(ただし、既存の料理を温めるなどのことは料理を実施したことに含めていません) 。これはヨーロッパなどに比較すると驚くべき結果であると思います。

オープン文化に慣れ親しんでいない日本では、自分の母親や祖母でも全く扱った経験がなく、結局扱い方が分からず、利用しようという気持ちにはならないものと推察します。さらに、ロースト・ビーフ・ポーク・チキンなどの作り方は塩コショウと他の香辛料を肉につけてタコ糸を結んで形を整えて耐熱容器に移してオーブンの中に所定温度で所定時間入れておけば自然に出来上がり簡単であるにもかかわらず普及していません(欧米では子供にやらせて、母親はもっと手の込んだ料理をしていることも多い)。さほど難しいことでもないのにチャレンジすることなく、最初から諦めているため参入障壁が高いものと推察できます。


現状のままでは、オープンを利用するのは海外生活の長い人、料理にかかわる業務に携わっている人、たまたま母親などから教えてもらった人、特別料理に興味があって研究熱心な人などに限られてしまかもしれません。

現在日本ではたとえば、ステーキなどは家庭で作ってもローストビーフを作っているという家庭はまれです。カレーライスも、ステーキも最初は誰も分からなかったはずです。ステーキを焼くことを難しいと思う人はいないはずです。しかしステーキなども考えてみれば、自分の親も祖母もしたことがない、周りの人もしたことがない、テレビなどでもほとんど見たことがない、スーパーなどの小売店に行ってもステーキ用にカットしてある肉がなければ、今のように誰でも簡単にできるでしょうか?

きっと無理だと思います。確かにただ焼くだけで簡単かもしれません。しかし、肉はどのくらいの厚さが良いのか、どの程度焼けばいいのか、味付けはするのかなど、いろいろな問題が生じてくるものと思います。さらに、一度やってしまえば、あるいは何回か失敗すれば、結局は誰でもできる。ただ、焼き具合やちょっとしたコツでうまく焼けたり駄目になると気がつくでしょうが、一度もやらならなければ、煩雑さだけが頭に残り結局はやらないと思います。

このような状況を打破するためには、やはりメーカー、小売業、その他多く産業がコラボレーションしていく必要があると考えます。

2007年3月13日火曜日

函館は今日も雪だった・・・・・・・・。

函館は、先月は暖かく真冬日がなかった程なのですが、ここしばらく寒い日が続いています。ここ一週間ほど雪が降り続いています。みなさんのところはいかがですか?

きっとこちらよりは、暖かい日が続いていることでしょう。うらやましい・・・・・。しかし、そんな中でも、春は確実に近づいてきています。

リストランテ・ル・ブォンでは、桜が満開です。実は、桜の枝を持ってきて、コップにさしてあります。その枝から、花がもうすでに満開です。

函館の五稜郭公園は桜の名所ですが、ここの桜は木と木の間を近づけて植えてあります。だからこそ、桜の時期はそれこそ、桜が鈴なりになっています。そのため、枝同士がぶつからないように毎年剪定する必要があります。その剪定した枝は、無償でいただくことができます。その枝をもらってきて、部屋においておくと、温度が高いので、花が開花します。


五稜郭公園は、桜の名所です。訪れたことのない方は、ぜひ一度訪れていただきたいと思います。それから、桜の満開のリストランテ・ル・ブォンもよろしくお願いします。本当の桜の時期になりましたら、またお知らせします。そのときには、五稜郭公園と、リストランテ・ル・ブォンもよろしくお願いします。

2007年3月12日月曜日

リストランテ・ル・ブォンからのお知らせ

リストランテ・ル・ブォンでは、今月は以下の催しものを開催いたします。夜6時以降のディナータイムに開催します。これを機会に当レストランに来られたことのない方は是非来て下さい。店の雰囲気や他のメニューなどどのようなものがあるのか、是非お確かめ下さい。






企画内容】
①『ピザとパスタ食べ放題 2,000円(お一人様)』テーブルバイキング(バイキングとしていますが、注文すればホール要員が運んでテーブルまで持ってきます。いくつかの中から自由に選べるという意味あいでバイキングと銘打っています)
・ピザ全5品、パスタ全20品が対象商品
・2名様より注文を承ります
・時間は90分にさせていただきます


②『通常1,100円以上のピザとパスタ』が1,000円均一
・ピザ全5品、パスタ全20品から1,100円以上を対象
・最大600円の値引きとなります
・1名様から注文を承ります。

住所、電話番号など詳細は、右のリンク集をからリストランテ・ル・ブォンをクリックして、アクセスしてから見て下さい。
以下はグーグル・アースからリストランテ・ル・ブォンの付近の衛星写真を入手し貼り付けたものです。このレストランは函館山や五稜郭タワーからみると、屋根が緑色で三連の三角屋根になっていて目立つののですぐ確認できます。どちらかに行く機会がありましたら、是非確認してみてください(ただし地上からは確認でません)。
写真でみるとリストランテ・ル・ブォンは五稜郭公園(特に裏口)に非常に近いことが分かるでしょう。歩いて5分くらいです。五稜郭公園に行かれた際には、是非レストランも立ち寄って見てください。なお、来られる際には、なるべく良い、料理、席、良い個室を提供させていただきたいので、ご予約をお勧めいたします。






2007年3月11日日曜日

番外編-Web2.0関係(アマゾンのインスタントストア)

アマゾンのインスタントストアを創ってみました。興味のある方は下の画像をクリックして下さい。アマゾンでは、web2.0の一環として、誰もが簡単にできるインスタントストアを提供し始めました。私も試しに作成してみましたが、ワープロ感覚で誰にでも作れます。なお、アマゾンのインスタントストアについて質問があれば、メールかコメントを書いて下さい。私の答えられる範囲で答えさせていただきます。


このストアでは「新たな贅沢品」を取り扱います。「自分を大切にする」「ヒトとのつながりを大切にする」「探究心が旺盛」「独特のスタイルを求める」人のためのストアです。これらのキーワードのうち一つでも当てはまる方は是非立ち寄ってください。
















2007年3月10日土曜日

システムキッチンは日本の第2の“ちゃぶ台”になるか?

最近は“ちゃぶ台”を使う家庭は減ってきましたが、“ちゃぶ台”はどこからきたものかご存知ですか?“ちゃぶ台”は純和風の家具と思われがちですが、洋を取り入れた和洋折衷である近代和風の家具です。ひとつの食卓をみんなで囲むというスタイルこそが洋風でした。

“ちゃぶ台”以前は、日本人はこのような食事の仕方はしていませんでした。日本人の旧来の食事は銘々膳(個々人用の膳という意味)を用いていました。しかも、比較的裕福な家庭では身分順に並んで正座、作法厳守、会話厳禁の堅苦しい雰囲気で、用いるお膳も身分に応じて脚の高さや立派さで差がつけてありました。鍋料理ですら、給仕が鍋からお椀に移し銘々膳に配られました。鎌倉時代以降の武家社会の身分制度が、江戸に入ると社会全体に及び、家庭をも支配したためです。

食事はなごやかな家族団欒の場ではなく、家の秩序を示す場でした。最近では囲炉裏端で食事を出す旅館も増えた囲炉裏端を囲んだ食事があったのではないか?という疑問もあるでしょうが、貧乏な家庭では仕事や家事が多く、子供も仕事をしなければならず、子供は子供たち同士だけで食事をすることが多く、大人もめいめいがあいた時間にとるなど、確かに囲炉裏端で食事をしたこともあったが、団欒とは程遠いものでした。

裕福な家庭でも、囲炉裏端はあくまで調理をする場であり、時折女性がお茶を飲んだりお菓子を食べたり、使用人が食事をすることはあっても正式の食事は別の部屋で、お膳で食べました。囲炉裏端を囲んだ家族全員での団欒などはほとんどなく現代日本人の幻想に過ぎません。

家族でひとつの食卓を囲む“ちゃぶ台”は、明治維新による四民平等、一家平等の実現を象徴する家具でした。大正デモクラシーの大きな流れの中で、都市に住む人々のあいだに一家団欒の生活思想はだんだん浸透していきました。比較的狭く部屋数の狭い日本では、テーブルよりも折りたたんで格納できます。

“ちゃぶ台”が便利だったのです。しかし家父長の権威が根強い一部の農村や大商家などでは、昭和四十年代に入っても銘々膳で食事していました。とはいえ、明るくのびのびとした真の一家団欒の実現は、第二次世界大戦後の日本の民主化まで待つ必要がありました。第二次世界大戦後も、“ちゃぶ台”がテーブルに変わったが、家が狭いことや、一家の働き手の帰宅が遅いことなど、家族団欒(特に食事を中心とする)は根付いたとはいえません。一般家庭では家の造りが貧相だったため、家族サービスは主にファミリーレストランなど外部で行わました。お客も喫茶店でもてなしました。最近家族団欒が減ってきたなどというのは幻想にすぎません。元々日本には家族全員が揃って食事をしながらの団欒風景は少ないしそのような伝統もありません。

“ちゃぶ台”は貧乏で狭い過去の日本の団欒の象徴ですが、オープンキッチンシステムのついたダイニングルームは豊かな日本の第2の”ちゃぶ台”となり、ライフスタイルを変え本格的な団欒(家族、その他も含めて)が日本の家庭でも定着していく可能性が高まりつつあります。日本におけるチーズやワインなどを含むヨーロッパの食文化も現在日本に定着しているのは全体の食文化の一部分を切り取っただけのものに過ぎなく、真の意味ではこれらのオープンキッチンシステムを中心としたライフスタイルが根付いた後に定着していくことでしょう。

ところで、YouTubeはごらんになったことがありますか?下にリンクを張っておきますので、是非ごらんになってください。システムキッチンが出てくる場面を貼り付けておきます。

システムキッチン1

システムキッチン2

システムキッチン3

システムキッチン4



2007年3月9日金曜日

オーブン調理が普及する欧米(4)ホーム関連市場の最後のフロンティア?!

数年前から都内などのハイグレードマンションにはオープンキッチンシステムは当たり前で、大容量のアメリカ製のオーブンやガステーブルはもとより、アメリカ製の冷蔵庫が最初から備え付けられるようになりました。

アメリカ製のオーブンや冷蔵庫の最大の魅力は容量が大きいことです。冷蔵庫は日本製のファミリー世帯用冷蔵庫の平均容量が概ね300L~400Lであるのに対し、アメリカ製の容量600L~700Lが標準でありその大きさの違いは明らかです。

ハイグレードマンションの住人は、よく友人やお客様を招待してホームパーティを開きます。その際、大容量の冷蔵庫はその威力を大いに発揮してくれます。次に魅力として挙げられるのがアイスディスペンサーです。欧米製の大型冷蔵庫には必ずといっていいほど付いている。アイスディスペンサーは、普通の氷だけでなく、クラッシュアイスや冷水も自動的に作くる。氷や冷水の利用頻度の高い欧米人にとっては必須の機能といえます。

洗濯機・乾燥機も欧米の製品は大容量が大きく大量の洗濯ができることと、ビルトインにより見た目を美しくコンパクトに収納できるため、新築のハイグレードマンション取り入れられています。数年前からハイグレードマンションに居住する日本人の富裕層が、自宅に料理人を出張させてパーティを開いているという話をよく聞きます。グローバル化の時代、欧米製のキッチン機器は富裕な日本人の生活にも必需品となりつつあり、もっと下の層にも浸透しつつあります。

しかしながら、この浸透は遅々として進んでいません。なぜでしょうか?富裕層は別にして、もっと下の層ではせっかくシステムキッチンがあったとしてもそれを使いこなせい家庭も多いからだと思います。富裕層に関しては、自分で調理せずにケータリングをしたりするの使いこなせなくても何とかなるのでしょう。

最近は普通のマンションでもシステムキッチンが導入されています、システムキッチンには必ずといっていいほどオーブンがついています。これを使いこなせない人が意外と多いのです。ですから、せっかくのシステムキッチンのオーブンで何を調理するかといえば、冷凍ピザを焼くとか、フライパン等で調理した料理を保存しておきそれを温めるとかが多いようです。

新築のマンションに入って、初めてシステムキッチンを使う機会に恵まれた新婚の奥さんが冷凍ピザを焼いて真っ黒焦げにしているなどの話はよくききます。さらにやっかいなのは日本では元々システムキッチンを活用するようなライフスタイルがなかったことなどが多大な影響を与えていると思います。

しかし、こうしたギャップがあるからこそホーム関連市場の最後のフロンティアになる可能性が大きいと考えます。

次回は元々システムキッチンを活用するよう習慣のない日本の元来のライフスタイルに焦点をあてたいと思います。

2007年3月8日木曜日

オーブン料理が普及する欧米(3)-日本でのオーブン向け商品の少なさ

日本を含め米を主食とするアジアでは、湯を使う(ゆでる、蒸す)調理法が一般的であるため、欧米のオーブン(蒸し焼き)の文化とは全く違う食文化を営んできました。米を食べる文化圏では、レトルトパウチ食品が広く普及しました。

欧米諸国でも1970年代に家庭用としての実用化が試みられましたが、商品としては育ちませんでした。今でもアメリカではレトルト食品は宇宙食であるとの観念が強いようです。

大型の冷凍冷蔵庫が早くから普及して常温保存の必要性が高くないこと、一般的にローストするなどオーブンでの加熱調理が食事作りの基本となっていることがその理由としてあげられます。実際、最近の様子を欧米現地在住者に聞いてみても、冷凍食品とともに缶詰、びん詰、乾燥食品が圧倒的で、レトルトパウチ食品は見当たりません。

ひるがえって日本ではスーパーなどの食品売場や食器売場にはオーブントースター用とか、電子レンジ用の商品は豊富においてあり、レトルトパウチ食品なども相当豊富ですが、オーブン用の素材・食器・道具となると驚くほど少ないです。

アメリカのスーパーだと、オーブン用に半加工してあるローストビーフ用や、半焼成したロースト・ビーフや詰め物をして下ごしらえしてある鳥などはもとより、アミーズ・キッチンなどのオーブン用の冷凍食品や瓶詰、缶詰が豊富です。


今後のオーブン・レンジの普及にともないこれらの商品に対する需要が高まる可能性は大きいと考えられます。この需要は日本国内に残されたホーム関連市場のフロンティアとなる可能性が大です。ただし、現状のままでは同じことの繰り返しになります。飲食産業、流通産業、メーカーなどが協同したインフラ整備などしていく必要があるものと考えます。




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