2007年9月13日木曜日

安部総理大臣辞任

本日の話題といえば、もっぱら阿部総理大臣の辞任です。日本国内は、この話題でもちきりです。今更、日本国内のサイトの記事などコピペしても仕方ないので、本日はアメリカのVOA(Voice of America)のサイトの記事をコピペします。
VOAはご存知かどうか知りませんが、アメリカの国営で海外向けで19442以来海外向けの放送をしています。アメリカの人はほとんど聴きません。もっぱら海外向けです。私も、昔は短波ラジオでよく聴いていました。
さて、 VOAでは、阿部首相の辞任のニュースのほかに、わざわざ下記の"Newsmaker:Shinzo Abe"と言う内容で別途に報道しています。この辞任劇アメリカでも相当奇異なこと、異例なことと写ったのだと思います。Newsmakerは、日本語であれば「時の人」くらいの訳でしょうか?
Newsmaker:Shinzo Abe
By VOA News
12 September 2007

Japanese Prime Minister Shinzo Abe
Japanese Prime Minister Shinzo Abe (file photo)
When Shinzo Abe took office last September, he became Japan's youngest prime minister and the first to be born after World War Two.

The 52 year-old set out on a mission to draw Japan away from its war-time past, vowing to repair strained relations with neighboring countries and revise the pacifist constitution.

After just a year in office, Mr. Abe succeeded in few of his goals.

He managed to hold the first summit in two years with the leaders of China and South Korea. Those countries had long complained that Japan has not acknowledged the pain it caused the region during World War Two.

But he failed to push through constitutional reform. The country's charter was written by U.S. occupiers after the war and limits Japan's military to a role of self-defense. Mr. Abe said the constitution should better reflect Japan's growing role in global security issues.

A third-generation politician, Mr. Abe is the son of a foreign minister and the grandson of Nobusuke Kishi, the prime minister of Japan in the late 1950s.

Despite the tradition of public service, Mr. Abe was fairly inexperienced in Japanese politics when he took office. He was first elected to parliament in 1993, and had held only one Cabinet post, as the chief Cabinet secretary to former Prime Minister Junichiro Koizumi.

上で見ていただければ判るように、憲法改正の話しなどは掲載されていますが、日本で騒がれているように、中東での自衛隊の給油の件などの国際貢献の話しなど全く掲載されていません。

締めくくりとしては、安部首相は、政治家としての経歴が短く、閣僚として働いたのも小泉元首相の下で、官房長官としてわずか1回だけであるとし、経験のなさを強調しています。権謀術数を使う、狸や狐が大勢いる政治の世界では、阿部さんは上品すぎたのかもしれません。

日本国内では、さまざまなことが取りざたされていますが、結論としてはこんなところだと思います。皆さんは海外のサイトなどみることがあるでしょうか?時々見たほうが良いと思います。特に経済に関しては、あるアメリカに長期滞在した経済学者が、日本にいて日本の新聞を見ているとかえって、日本の経済がわからなくなってしまう。アメリカにいてアメリカの情報を見ていたほうがかえってよく見える。そうなんです、日本のものばかり見ていると日本のことがわからなくなってしまうことがあります。

それと、同じマスコミでも、海外の先進国のマスコミには良いところがあります。それは、立場がはっきりしていて、一環していることです。保守系であれば、完全に保守的な立場からものを語ります。中途半端はありません。立場がゆるがないからこそ、その立場からみたらこう見えるのかと、納得がいきます。現在だと、文書から画像から動画に至るまで、豊富な海外の情報に接することができます。たまには、海外の情報に接してみてはいかがでしょうか?



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

コメントありがとうございました!
確かに、今の日本のマスコミは、
いったい何を報道したいのか判りません。
安物の三面記事のような気がします。
それ以上に、事実を曲げてまでの情報操作などが目立ち、まったく呆れてしまいます。
安倍さんには期待していましたが、
やはり国会やマスコミの魑魅魍魎には歯が立たなかったのか。
なんだか気の毒にさえ思います。
これらの日本はどうなってしまうのか。

山田 豊 さんのコメント...

urchobimameさまコメント有難うございます。私は、故岸首相が当時語った「声なき人々の声」というのは、現在にもあてはまると思っています。
安保闘争の頃、左派の人々は大規模なデモンストレーションを行い、いかにも自分たちが民意を代表しているように活動していましたが、実際には良識派の人々が多数いて、結局日本の安全保障問題は、現代に至っています。
だから、阿部さんの件で多少政局がぶれたとしても一時てきなものであり、長い眼でみれば、日本は正しい選択をするものと確信しています。

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