2007年5月27日日曜日

ピザ特集(2)--ピザの普及

本日は、先のピザの歴史に続いて、ピザの普及を掲載します。

ピザが本当に普及したのは第二次世界大戦後のことで、イタリア戦線に従軍(1941~1945)したアメリカ兵がイタリアで食べたピザの味を忘れられず、ピザの店に通い出すようになってからである。
日本でピザの店開店【1955】
日本で初めてできたピザの店は、アメリカ人のニコラス・ザペティの「ニコラス」という店で、1955年(昭和30年)、東京でオープンした。アメリカ陸軍の部隊をターゲットに店を始めたが、日本人の若者に大当たりし、日本でもピザが広まっていった。
下は、今でも六本木にあるニコラスのエントランスです。

アメリカで冷凍ピザが作られ、田舎のスーパーマーケットでも冷凍ピザが売られるようになる。【1957】
日本で冷凍ピザが作られる【1970】
A.イタリアのピザ
生地は薄く、直径は約40センチ程あるのが一般的で、これが1人前。(ちなみに日本の宅配ピザでは直径35センチ程で4~5人前)
B.アメリカのピザ
シカゴ、ニューヨーク、ウエストコートの3種類があるとされる。シカゴスタイルは、ディープディッシュとも呼ばれ、その名の通り、深皿で作ったような分厚い生地をしている。トッピングが二重になっているものもある。シカゴスタイルのピザはなぜか日本では一切販売されてない。あのシカゴピザですら、本来の意味でシカゴ・スタイル・ピザを売っていない(宅配では作成に時間がかかりすぎて適さないためか?)。
ここにシカゴ・スタイル・ピザの作り方を特に記載する。
ピザ生地にバターを入れややリッチな生地にする。(粉は5カップ)コーンフラワーを混ぜるか、皿に敷いて焼く。
ソースは缶詰のホールトマトか生のトマトをゆでて作る。そのトマトをつぶし、オレガノとバジル、オリーブオイル、塩、つぶしたガーリックを入れる。・詰め物は、生のホウレンソウを刻み、細かいモツエラリアチーズを混ぜる。
発酵した生地を2つに分け、良く延ばし、深めのパイ皿かケーキを焼く皿に入れ整形する。そこにホウレンソウとチーズを入れる。その上に延ばした生地を乗せ、パイのようにする。生地に切れ目を薄く入れ、ソースを流し込む。230℃に加熱したオーブンで35分から45分間かけて焼く。中の詰め物に好みによりソーセージや茄子などを入れても良い。後は好みの味を作るだけである。充分ディナーになる満足感のあるピザである。

下はシカゴ・スタイルのピザ。ずいぶん厚くて、ボリュームがあります。
ニューヨークスタイルは、ナポリスタイルとも呼ばれ、クリスピーな生地が多い。直径は約40センチだが、6~8枚に切り売りされている。ウエストコートスタイルは、15~22センチの小さめのピザ。
c.日本のピザ
■日本のピザには大きく分けて4種類ある。
・アメリカ経由の「ピザパイ」と呼ばれるもの。生地が厚く、チーズは少な目。同じくアメリカ経由でカリカリのクリスピータイプ。
・本格的なイタリア風のもの
生地は薄めにパリッと焼き、モッツァレラチーズを使うのでさっぱりはしているが、味気ない。
・当社のピザ
パン生地のようにふわふわでもなく、クリスピーのようにパリパリでもなく、薄いが程よいモチモチ感がある独自の生地。
■イタリアのピザと日本のピザのチーズの違い
イタリアではモッツァレラチーズを使う。当社を含む日本では、エメンタールチーズまたはゴーダチーズが一般的に用いられる。
■オーディンフーズ独自のピザ
パン生地と、クリスピータイプの中間で日本人にとっては、非常に食べやすく、チーズはてんこ盛りと言ってよいほどタップリ。具財も大きく、「日本の家族のピザ」というキャッチフレーズで、独自(以前お話をした元祖和風カジュアルともいえる)の路線のピザ。
■日本独自のトッピングやソース
「明太子ピザ」や「照り焼き地鶏ピザ」など日本独自のトッピングのピザが発売されている。日本ではコーンをトッピングに使うのは一般的だが、日本以外ではそうでもない。当社においては金平ゴボウなど従来には考えられないほど多様な日本独自のトッピングを実施してきたし、その傾向は近年ますます強くなっている。ソースに関しても、醤油ソースなど独自のものがある。当社では味噌ソースなどもあったが現在販売していないが、国内で復活の兆しがある。海草ピザも開発したが、未だ時期尚早であったため、再度チャレンジする予定で、現在販売を中止している。

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